Issues we are working on
(1)在日外国人への教育支援
(2)在日外国人への医療支援
(3)在日外国人との交流活動、地域コミュニティづくり
(4)入管収容施設の収容者への面会活動
(5)入管行政、難民、移民、多文化共生に関する調査及び提言
(6)会誌・会報の発行
(7)前各号の事業に関する講演会、報告会、文化事業等を通じた広報活動
(8)その他、前各号の目的を達成するために必要な事業
Why we are tackling this issue
埼玉県南部の川口市・蕨市には、トルコ国籍のクルド人約2000人が住んでいると考えられています。クルド人は「国を持たない最大の民族」と言われ、中東地域に2000万~3000万人が暮らしていると推測されます。クルド人の住む地域はクルディスタンと呼ばれていましたが、第一次世界大戦後にトルコ、シリア、イラク、イランなどに分割されました。トルコでは少数民族としての存在すら認められず、今日まで差別や弾圧を受けてきました。そのため日本に来たクルド人の多くは難民申請をしていますが、日本政府はいまだに一人も難民認定していません。
私たちのメンバーは、そうした在日クルド人との交流・支援活動を続けてきました。なかでも仮放免(在留資格のないまま、施設での収容を一時的に解かれた状態)の人を主に支援してきました。仮放免では、就労が禁止され、国民健康保険に加入できず、移動も制限されます。在留資格がないことで色々な公的支援も受けられません。
日本で生まれ育ったのに進学も就職もできない子どもたちや、20年以上も仮放免のままの人がいます。家を借りようにも借りられず、医療費が全額負担になるため病院にも行けず、いつ収容されるか強制送還されるか分からないことから、精神的に不安定になる人もいます。
このような実態を踏まえ、私たちは日本の難民認定制度や入国管理制度を抜本的に見直すべきだと訴えてきました。同時に、在日クルド人と地域住民の相互理解を促し、共に社会を創ることが大切だと考えてきました。なぜならば在日クルド人と地域の住民が交流する機会は少なく、むしろ様々な面で摩擦が生じているからです。私たちが双方の間に入ることで、少しでも良い方向に進んでくれたら、そんなことを願って本会を立ち上げました。会の略称であるHEVAL(クルド語で「友達」という意味)には、社会の一員である在日クルド人と共に未来を築きたいという思いが込められています。一緒に歩んでいきましょう。
How donations are used
日本語教室、寄付された物品の保管・配布、会議や他団体との打ち合わせ、取材などで使用する事務所の維持運営費に充当します。その他にも人件費、謝金、会場費、物品購入費などに使用します。