Issues we are working on
こんにちは。
私たちはYouTube等SNSへの動画投稿を通じて子どもの第3の居場所づくりを行うNPO法人です。
子どもの貧困、教育・体験格差、子育てのしづらさなど子どもを取り巻く環境は大変厳しい状況にあります。
そうした子どもにまつわる問題を「“自己責任”と片づけずにみんなで取り組もう!」
そう言われたら「理想ではあるけどどうやって取り組むの?」って思いませんか?
この問いに具体的な解決策を提示したくて地域の子どもたちとYouTubeをしています。
YouTubeで子どもの居場所を作るという取り組みは日本初、いやひょっとすると世界初!?なんじゃないかと思います。
これまで100回以上の企画を行い、延べ1000人以上の子どもたちが参加してくれました。
で、どんなことをしているかというと...
「楽しく遊ぶ!ふだんはできないことにチャレンジ!YouTubeにアップ!」
かんたんに言えばやってることはたったこれだけです。
しかしこの中にたくさんの願いを込めて、また、少し大げさに言うと子どもの居場所づくりにちょっとした革命を起こせるんじゃないかと思っています。
その理由は...
Why we are tackling this issue
大切にしたい4つのこと
1.「権利の主体者」としての子どもの居場所である!
子どもは「生きる権利」や「守られる権利」など保護や管理の「客体」としての権利の他に「意見を表明する権利」や「表現の自由」など自ら進んで行動する「主体者」としての権利も持っています。
YouTubeはまさに「やってみたい!」を実現するのにうってつけの場所。たくさんのチャレンジや失敗が歓迎される環境は子どもの主体性を育むのに大いに適した場所です。
2.地域全体での子育ちが実現できる!子どもが地域を繋げてくれる!
地域の高齢者の方から「子どもたちの元気な姿を見たいが、不審者と思われそうで学校にも近づけない」というお話を聞きました。私たちは「子育ては地域全体でおこなうもの」という考えのもと、地域の方々の協力を得て動画を作っています。
シフォンケーキFUUさんやおもちゃのこまむぐさんなどと多くのコラボ企画をしたり、SOMPOケア そんぽの家s川口上青木さんと一緒に企画をしたりと地域の方のお力を借り、地域資源を活用しながら子ども達との企画を行ってきました。そうした活動をYouTubeなどのSNSへアップすることにより地域をはじめたくさんの方々に子ども達の元気な様子を見ていただきたいと思います。
3.子どもの為の活動を行う団体自らが収益化できる!(子どもや親御さんからじゃなく!)
ちょっとした革命だと思う点はまさにここです。これまで関わった子ども食堂やフードパントリーなどは皆さんそれぞれ仕事や家庭があるなかボランティアで参加していました。コロナ渦でお弁当を配布するだけになり子どもとの触れ合いはほんの一瞬、「子どもが好き」というだけでやっているようにはどうしても思えません。このやりがい搾取的な現状に留まっているのは構造上の問題です。(使命感搾取という方が正確な気もします。)
私は子どもの為の活動をはじめるにあたって、自ら収益化できるようにしようと考えました。それも子どもや親御さんからではなく、また行政からの補助金でもなく応援してくださる方々や地域企業からもらえるようにと考えました。塾や習い事のように家庭から直接お金を集める方法では格差が生まれてしまうからです。
YouTubeはたくさんの人に見てもらうことによって収益化され、企業から広告費をいただくので子どもたちへの平等な支援や携わって下さる方への還元も可能です。
4.若い世代の方に子どもや子育て、親になることに関心を持ってもらう
若いお母さんたちが子育てに苦労している様子を身近で見ながら感じたのが「親になるってぶっつけ本番すぎるな」ということでした。例えば一人っ子や女姉妹で育ったお母さん達にとっては男の子が未知の生物、宇宙人に思えるというような話も聞きますし、子どもとはどうゆうものなのか親になるとはどうゆうことなのかを考える機会も少ないように思えます。
YouTubeを通して子どもたちのことを知ってもらいたいと思います。また大勢のボランティアの受け入れを通じてたくさんの若い人達が直接子どもと関われる機会にもなっています。
参加無料にこだわる理由
この活動は子どもたちにYouTubeに出てもらう代わりに参加は無料でおこなっています。(保護者の許可もいただきます。)
まだ収益化できていないので全て持ち出しです。
食材や備品など毎週の企画にかかる費用、場所代、カメラやPCなどの機材代、宣伝費、ボランティアの交通費など全て自費で賄ってきました。
お金を払うよと言ってくださる保護者もいるのですが受け取ることはしていません。あくまで無料にこだわっています。正直に言って大分苦しいですが、全ての子どもに平等な機会を提供するには無料にするしかありません。
子どもの約7人に1人が貧困状態にあると言われており、そうでなくても昨今の厳しい情勢の中で暮らしに余裕のある家庭は少ないでしょう。
お金がないと体験は買えない
そんな中でも子どもたちには様々な体験をし、いろいろな人と接し、楽しかったり悔しかったりするできごとに1つでも多く触れてほしいと思います。
ほとんどの体験は無料ではありません。私自身も貧しい家庭に育ち、100円で済むことでも親に言い出すのは気が引ける気持ちがよくわかります。
ぜひ一人でも多くの子どもが「参加無料」と書いてある私たちのチラシを見つけて堂々とお家の人と話をしてほしいと思います。
How donations are used
子どもたちとYouTubeへの動画投稿のための企画をほぼ毎週行っています。
集まった資金は毎回の企画に必要な材料・備品代、会場使用費、ボランティアスタッフ交通費などに使用させていただきます。 これまでは1企画につき平均約2万5千円ほどの費用がかかっています。また編集ソフト代や撮影機材代、事務所代などトータルで年間250万円程度かかっています。こちらにも使用させていただきます。