Issues we are working on
自宅で最期を迎えたいという希望を実現するために
多くの人が自宅で最期まで過ごしたいと思われているにもかかわらず、現在約70%の方が病院で亡くなっています。自宅で家族に囲まれた看取りを実現するために、自宅への訪問看護、訪問介護で十分なサポートをしていきます。
病院で死ぬのが当たり前という価値観を、自宅で家族を看取る、看取るのが当たり前な価値観に変わっていくよう促します。日常から死を遠ざけない。最期を迎えるその方の生きざま(死にざま)を家族や大切な人に見せるのは、人生最後の仕事だと言われています。見届けた家族は、自分の死や生について考える機会を経て、命のバトンを引き継ぎます。ホームホスピスや自宅での看取りを経験して、それが幸せだったと思えるように、「私も自宅で最期を迎えたい」と思えるような支援をしていくことで、看取りの文化を取り戻す活動です。
また、高齢者に限らず子供から大人まで、病気や事故で医療依存度の高い状態の方は、治療が必要なくなって退院を勧められても自宅では介護できず、施設でも受け入れられない現状があります。私たちの活動は、病院から在宅、病院から施設へと移行するシステムの狭間でどちらにも動けずに困っている療養者やそのご家族を支援することです。
Why we are tackling this issue
看護師として、病院で多くの方の最期を見届けてきました。病に倒れ、治療をしつくして、最期に家族にも会えずに亡くなっていく姿が多かったです。治療が叶わないとわかったら、最期は大切な人とひなたぼっこしながら過ごしたい。そんな思いを叶えられる、居場所作りが必要だと考えました。既存の病院や施設は、規則が多く、それに従わなければならないので、自分らしさ、自分の希望を叶えられないのが現実です。そこでできる限り自宅で過ごせるように、それが叶わなければ第二の自宅であるホームホスピスで。食べたい時に食べ、寝たい時に寝る。家族の負担を最小限にして、ご本人も家族も心穏やかに最期の時を迎えられるようにしたいと思いました。
How donations are used
●手厚いケアをするために、スタッフ人数を確保したり、研修などを実施して質を維持していくための資金とします。
●最期に旅行に行きたい。そんな願いをかなえるための支援資金とします。
●第二の家であるホームホスピスひなたの家を存続していくための資金とします。