Issues we are working on
終末期を病院ではなく自宅で過ごしたいと考えている人たちが増えていますが、さまざまな病気や年齢による衰えなどで在宅や施設で過ごすことが難しい方も増えています。
ただし、最後まで自分らしく過ごしたいという思いは全ての人が持つ希望だと思います。
ホームホスピスは、そのような思いに寄り添う場所として2004年に宮崎県で始まり、現在では九州から北海道まで広がってきました。
しかし、ひとりひとりが自分らしく暮らすことを支えるためには、ケアの技術や質を保ち、その環境を整えることが必要です。
「ホームホスピスの学校」など育成プログラムの充実によって開設を目指す人の門戸は広がりましたが、拠点となる民家がなかなか見つからない、人材が集まらない、消防設備のような元々の民家にはない設備の負担が大きい、収益性が低い、など多くの要因が、ホームホスピスの広がりを阻害しています。現在の開設状況は47団体、62軒です。新たな開設支援と既存のホームホスピスの運営継続に関する取り組みについても多くの支援を必要としています。
Why we are tackling this issue
ホームホスピスのケアの主軸である「自宅のような場所での個別ケア」を正しく広げるためにも、ホームホスピスのケアの質や地域社会における評価の維持、継続を図ることが重要です。
そのためには、ホームホスピスの理念とケアを正しく伝え、運営者を育成すること、その質を担保するために研修などを定期的に実施すること、運営の課題を拾い上げ、解決に向けて話し合える機会やアドバイザーを派遣することなどが求められます。
そして、その取り組みを継続していくことが大事だと考えています。
How support is used
課題への取り組みを継続していくための資金として活用させていただきたいと思います。
具体的には、「研修会の開催費用(会場費、講師謝金、交通費)」「運営の支援(アドバイス)のための交通費」「災害時の支援費用」「ホームホスピスが地内地域での講演会の開催費用」などです。

