Issues we are working on
「もったいない」を次のお子さまへ
小さいお子さまがいるファミリーなら必ずある悩みは、
「まだ着られるのにサイズアウトしてしまった服」
「壊れていないのにもう興味を示さないおもちゃ」
「対象年齢が低くなった絵本」
など、お子さまの成長とともに不要になる子ども服や子ども用品をどう処分するか。
リサイクルショップに持ち込んでも二束三文。
核家族やご近所づきあいもない家庭では、お下がりを渡す先もない。
ただでさえ忙しいママは、ネットフリマやオークションに出品する時間もない。
お子さま連れではフリーマーケット出店も厳しい。
お子さまの成長を一緒に見守った大切な洋服、おもちゃ、絵本…捨てるには勇気がいります。
でも次に使ってくれるお子さまがいたら。
もっと効率的に善意の輪を広げられないかと考えました。
Why we are tackling this issue
ママ同士の交流が自然と生まれる、来るだけで気持ちが明るくなる。
ただの子ども服・グッズ交換だけではない価値が、交換会にはあります。
交換会は、お子さまが着れなくなった服や、使わなくなったおもちゃを持ち寄り、今のお子さまに使えるものを持ち帰っていくイベントです。
でもそれだけでなく、定期的に開催することでママ同士や子供たちの会話や交流が自然に生まれる、地域コミュニティの場にもなります。
地域のイベントスペースや商店街、空き店舗などを活用すれば、地域活性化にもつながります。
「その服、私が持ってきたものなんです。小さくなったけど捨てるにはもったいなくて…」
「その絵本、うちの子のお気に入りで何度も読まされました…」
「このおもちゃはこうやって遊ぶと喜びますよ!」
「ここのスペースでは他にもイベントやってるんですね。初めて知りました!」
お子さまを通じて人や地域とのつながりを感じられ、かけがえのない子育ての時期をママが前向きに楽しんでもらえるよう、活動しています。
“孤育て”をなくしたい。
地域で子育てする環境づくりを目指します。
社会現象にもなった、ママ一人が家事や育児を一手に担ってしまうワンオペ育児や“孤育て”。
ご近所づきあいも多くはなく、買い物はネットスーパー、児童館やママサークルも人見知りのママは苦手、習いごとは一人では行きづらい、核家族化で親族の育児サポートなし、1日大人と会話しなかった日は当たり前、一時保育などのサポートはキャンセル待ち状態だしお金もかかる、など…
休みなく続く子育ての日々、イライラを抑えられず、子どもにその気持ちをぶつけてしまい自己嫌悪…というママは多いのではないでしょうか。
子どもとだけの閉鎖的な生活は産後うつ、さらには虐待の原因にもなりかねない現代の育児事情。
親が子供を虐待するといった痛ましいニュースを目にすることが増え、その背景にあるのが「子育て中の親の孤立」という問題。
でも交換会なら、不要になったものを必要なものに交換しに行く、という目的で集まります。
子どもをきっかけに他のママと自然に会話が生まれる。
交換会を通じて人や地域・自治体とつながる。
ママの心だけではなくそのパートナー、そして地域全体へと波及させ、社会の悲しい出来事を未然に防いでいく。
それが「ベビー&キッズ用品 交換会」の真のゴールだと捉えています。
How donations are used
気軽に参加してもらうため「交換」は「無料」。
継続して開催するためには、たくさんの方々のご協力が不可欠です。
過去数回開催していますが、少ない告知でたくさんのママたちが賛同し集まってくれています。
ニーズは確実にあり、地域のボランティア団体、行政、NPOなど、知名度は低くも全国で開催されている交換会。
ただ大多数が継続されておらす、単発イベントとなっている状況。
当たり前ですが「交換」であって収益がないからです。
会場費、人件費、運搬費、当日運営費、告知活動、在庫管理…活動費を挙げたらキリがありませんし、ボランティア事業として継続していくことは難しいというのが現状です。
そこを「寄付」や「出資」という形でシステム化し、フリーマーケットのような市民権を得られるよう、交換会を全国に展開することが目標です。