Purpose
創作レコジャケ×音楽×レトロ商店街〜、3者のハーモニーが共鳴し互いを輝かせるアートイベント「LPジャケ改アート展」(=LPジャケ勝手に改ざんしちゃいましたアート展)。
「地域舞台化プロジェクト」のプログラムとして2018年から名古屋のギャラリー、ライブバー6会場でスタートし、アートファンのみならず音楽ファンとくにレコードを懐かしむ世代はじめ、珍しがる若い世代にも好評のボーダレスなアートイベントです。
2020からは歴史的建造物が立ち並ぶ『あきんど道商店街』(滋賀・近江八幡)との共催で毎年秋に開催。レトロな酒蔵・商家・町家・洋館にノスタルジック&アバンギャルド(懐かしくて斬新)なレコジャケ200作品を公開。旧市街まち歩きとあわせて楽しめる地域回遊型アート展へと発展しました。
〜地域舞台化プロジェクトとしてジャケ改展が目指す4つのこと〜
①まちを表現者の舞台にして「1億総表現者社会」のこころのインフラ&ご縁つなぎの場に
②地域の歴史・文化とアートイベントを接続させることで、相乗効果・ハロー効果を発現させ、双方の魅力を高める
③多彩な表現者のカラーと地域色が混じりあうことで地域に新たな特色を加える
④名曲・名盤・名手をトリビュートした作品が音楽談義に花を咲かせたり、レコード針落とし体験会が親子のジェネレーションギャップを逆に楽しむきっかけになったり、同展を媒介にコミュニケーションを生み深める
◇人を集める商店街から、人が集まる商店街へ〜シフトチェンジ
1億総活躍ならぬ「1億総表現者社会」が始まっています。
誰もが表現する楽しさに目覚め、表現活動を通じ新たなつながりと生き甲斐を見出す社会。
そこでは、これまでの物質的インフラとは異なる「こころのインフラ」が求められます。
こころのインフラとは「表現の場となる舞台」「表現者にスポットを当てる装置」「共創する機会やコミュニティ」。そういうものを創出しようと、様々なソーシャル・アートプロジェクトを進めて来ました。
こうしたプロジェクトが、表現者と地域社会が共に輝くハロー効果、シナジー効果を生み出し、社会・歴史・文化と多彩な表現者との掛けあわせによるケミストリー反応を発現させます。
従来の「消費者や観光客を集める」という発想から脱却し「表現者が集まる街」へと切り替える。それは、地域の健全な発展とウェルビーイングな社会の実現を両立させるものと信じています。
Past Activities
例①:LPジャケ改アート展>歴史的建造物が立ち並ぶ近江八幡旧市街エリアの商店街を舞台に、密を回避する分散型まち歩き芸術祭として20数会場でライブイベントを織り交ぜ開催<2020秋/2021秋>
例②:たたらの杜芸奉祭>古代製鉄遺跡地区の松原神社を舞台に、現代神事(たたら製鉄再現実験)と現代芸術・芸能を融合させた、循環と持続に感謝と祈りを捧げる奉納祭。<2021新春/2022新春>
例➂:BLUE+YELLOW祈りの表現展>青・黄を祈りの象徴色とした作品を四半世紀描いてきた犬飼興一の3シリーズを「祈りの画窓」(=美術装置)としてチャペルに展示した礼拝する美術展<2022春>
例④:堀川ウォーターフロント舞台化PROJECT>熱田・白鳥エリアの桟橋、緑地、プロムナードを表現活動の場とする試みを実施。1億総表現者社会の「こころのオアシス」づくりと地域振興をはかるプロジェクト<2020~>
Achievements
◇歴史的建造物の多い商店街を芸術・芸能の舞台にすることで地域の魅力を伝える契機となった
◇「LPジャケ改アート展」が表現者を呼び込み、地元市民も旅行客も楽しめる恒例行事となった
◇分散・回遊型のアート展は、withコロナ時代の商店街のアートイベントの未来形となった
◇個々の商店での展示により、商店主の参加意識が高まった
◇2年目からは地元高校美術部員の作品も集まり、地元密着&参加型のエキシビションへと発展した
Necessary expenses of the business
①プロジェクト運営資金(諸経費)
②表現者の活動支援金
③PR活動費
④会場費・会場整備費
⑤音響・照明等レンタル費
⑥出演料・出張費