Issues we are working on
経済的貧困、社会的貧困、時間的貧困などのさまざまな理由により、大学生が十分に学業に取り組むことができないという課題、より大きく言えば、誰一人取り残さない大学をつくるという課題に、静岡県立大学で取り組んでいます。私たちは、この課題を達成するために、
学内で困窮学生に対する食料支援を行っている学生活動に対して資金的支援をする
学生だけでは支えられない困窮学生に対して学外から社会福祉的な専門的支援を提供する
困窮学生の状況についての調査研究(データの集積)をする
困窮学生の支援に関する提言・社会的啓発を行う
などの取り組みを行います。
特に、キャンパスソーシャルワーカーの導入により、学生に対する社会的支援が質を高まっていることを学んで、その導入を大学や県行政に働きかけています。
Why we are tackling this issue
静岡県立大学では、コロナ禍以降、学生団体が寄付を集めながら、継続的に食糧支援をしていますが、その中で、一定数の学生が、現在、大学側から提供されている学生支援の制度(例えば、給付型奨学金や学費免除)では十分に支えられていないことが明らかになってきました。
こうした学生の窮状は、既存の制度では解決できないため、即自的な支援と制度的な提言を同時に行うことが求められています。
How donations are used
寄付金は、
主に 困窮学生に対する食糧支援の資金
次いで 非常に状況がひっ迫した学生に対する緊急的な金銭的援助
そのほか 学生の困窮状況に関する報告書やフライヤーの印刷費などの活動経費
に用います。今後、この法人の活動が進展すれば、緊急的な金銭的援助を拡充し、生活保障の基金としたいと考えています。