Issues we are working on
子ども若者たちが安心して過ごせる場所を社会に
不登校数は全国で34万人(令和6年発表)、千葉県内だけでも約1万4千人が不登校になっています。
日本では不登校になると、学習の機会はもちろん、他者と出会う機会や体験活動の機会まで失ってしまいます。
不登校になる理由は様々であり、多様な子どもの在り方に、教育システムが適応できていない状況です。
人はそもそも多様な存在のはずです。とんかつ定食が好きな子もいれば、カレーライスが好きな子もいます。
しかし、日本の学校教育は一種類しか認められていません。その一つの型の中で、子どもたちは自分らしさよりも、社会適応を求められます。
大人の顔色をうかがって、自分の声を押し殺しながら、段々と自分らしさがわからなくなっていく子どもたちがいます。
また、枠への適応を求められる環境と学校とのやりとりに、疲弊していく親たちがいます。
とある小学生の女の子が「学校に行くと、操り人形みたいな気持ちになるの」と教えてくれました。
今、子どもたちから自分らしくいられる場所を求められています。
Why we are tackling this issue
不登校になると居場所がなくなる
千葉県流山市は、2024年現在、全国の市町村の中で人口増加率が6年連続で1位、10歳未満の人口も増加しており、多くの小中学校が、大規模校となっています。
また、流山市は共働き家庭でも子育てがしやすい街とうたっており、両親ともにキャリアと子育てを両立している家庭が多いです。
しかし、小学校1年生~2年生で不登校になると、日中子どもを見てもらえる人のいない共働き家庭では、両親のどちらかが仕事を休まなければならなくなります。
休むことも難しい場合、子どもをなだめながら、なんとか学校に連れて行っている家庭もあります。
家にいられないとなると、エネルギーのある子たちは、繁華街など、街中に出ていく人もいます。
そこで出会った仲間は、安心できるかもしれません。それ自体は素晴らしいことです。
しかし、必ずしも安全とは言い切れないのではないでしょうか。
搾取しようとする大人が混ざっている可能性があります。犯罪や事件に巻き込まれる場合もあります。
もっと、子ども若者の安心と安全が両立した場所が、地域に必要とされています。
そこで、学校と同等の日数開いている、安心・安全な”第三の居場所”を用意することで、損なわれた機会を保障することを目指します。
安心・安全な場所での、他者と出会う機会、自分を知る機会、体験活動の機会を一緒につくっていくことに取り組んでいます。
その中で、子どもや若者が”自分自身とは何か”、”他者とは何か”を自然に学びとり、自分らしさを再発見することを、スタッフは応援し、寄り添うことを目的にしています。
不登校状態にある子どもや若者が、自分らしさを大切にしながら、社会的自立を図れるような社会の実現に寄与したいと思っています。
How donations are used
フリースクールの運営に使わせていただきます
千葉県では、フリースクールに通うことの助成がありません。
運営に必要な経費は、そのほとんどを寄付とご家庭からの会費で賄っています。
今後とも、一日も早く、フリースクールへお子さんが通うことの経済的負担が少なくなるよう行政に働きかけていきます。
【主な用途】
家賃・・・・フリースクールはビルの一室を借りる形で運営しているため月々の家賃がかかります。
活動費・・・工作、教材、体験活動、子ども予算として子どもたちが使い道を決めるもの、などに充てさせていただきます。
水光熱費・・電気、ガス、水道などの費用に充てさせていただきます。