Issues we are working on
人生100年時代と言われ、生き方、働き方に多様な選択肢が生まれつつあります。
出産、育児、介護といったライフステージや病気や体の障害といった個人の特性に合わせて働き方を選んでいくこと、それはひいては生き方を選ぶということでもあります。
フリーランスやパラレルワーカーという選択をした時、追いついていない社会保障やセーフティネットの壁に阻まれ、本来発揮できたはずの能力やキャリアを諦めてしまうことがあってはならない。賠償責任補償や所得補償をはじめとしたインフラ提供で仕事上のリスクや生活のリスクを少しでも軽減し、“個”が際立つ時代を支えていきます!
大手保険会社4社の共同提供によって実現した、フリーランスのための賠償責任補償の確立
年会費10,000円で協会員になると、業務上のミスやトラブルによる納品物の瑕疵、情報漏えい、著作権侵害などによる損害賠償をカバーする保険が自動付帯されます。
「クライアントからの信頼性が上がって契約締結までのスピードが短くなった」とか「補償があるから安心して、これまで受けて来なかった大きな仕事を受けることができた」等、うれしい声が届いています。
活動の柱としては、こうしたインフラ提供の他に、職種別交流会等のイベントでスキルアップやネットワーキングをサポートするキャリア支援、会員を中心とした調査結果をまとめたフリーランス白書の公表、二拠点居住やワーケーションの提唱でプロ人材の知見と地方企業とのマッチングを図る地方創生など、8つのプロジェクト(後述)が進行しています。また、ローンが組みにくい、クレジットカードが作れない等、社会における信用力が低いとされがちなフリーランス向けに、金融機関と連携しながら個人の信用力を可視化する仕組みづくりに挑戦しています。
・調査・白書プロジェクト
多様化する広義のフリーランスの実態把握、フリーランスの抱える課題の整理と発信
・キャリア支援プロジェクト
フリーランス・パラレルワーカーのためのキャリア(スキル)開発、成長支援、フリーランスの互助ネットワーク、コミュニティ構築
・フェアパートナーシッププロジェクト
受発注者双方の法務リテラシー向上、「口約束」文化の改善
・子育て両立プロジェクト
妊娠・出産・保活でのフリーランスの不利是正、多様な保育を選択できる仕組みづくり
・パラレルキャリア推進プロジェクト
副業/兼業に挑戦したい個人の後押し、企業における副業・兼業の推進サポート
・地方創生プロジェクト
「段階的移住」(二拠点居住・就労)の提案、地方在住フリーランスのコミュニティ形成
・ジョブ創出プロジェクト
外部人材活用の企業向け啓発・支援、プロ人材のスキル移転による人材不足解消
・フリーランス与信の検討プロジェクト
フリーランスの実績と信頼を蓄積し、資金調達を支援、スキルに応じた報酬の相場観をビックデータにより可視化
多様な働き方をするフリーランスやパラレルワーカーがますます活躍できる土壌をつくり、一人ひとりが自分らしい働き方を選択できる社会を実現するために、ぜひ一緒に、大きなムーブメントを作っていきましょう!
Why we are tackling this issue
「フリーランス」という働き方に注目が集まる一方で、法整備やサポートそして周囲の理解が追いついていない現状があるのも事実です。
例えばフリーランスには産前産後の社会保険料免除がないため、出費はあるにもかかわらず、出産手当金の支給はありません。そのためフリーランスで働く女性の約半数は収入を得るため、産後1ヶ月程度で仕事に復帰します。どんなに健康な体でもこれは大きな負担となります。病気やケガで働けなくなったときも、労災保険がないので治療費や生活費は自分で工面しなければなりませんし、介護休暇といった制度もありません。ほかにも保活問題や報酬の未払い問題、企業からの不当な扱いなどフリーランスやパラレルワーカーが働くうえで障壁となっている課題があります。
本当に生きやすく働きやすい環境とは何か?
フリーランスやパレレルワーカーを取り巻く労働環境の整備、セーフティーネットの充実といったサポートを整えることが、すべての人にとって働きやすく生きやすい社会になると信じています。時にはフリーランス、時には会社員、はたまた同時にといった柔軟な生き方へのハードルが少しでも低くなるように、今ある課題、さらにアンケート調査等により課題を顕在化し解決へと導くことが私たちの使命と考えています。
How donations are used
Syncable等を通して頂いたご支援については下記のために使用いたします。
・ 既存事業運営のため
(上記9つのプロジェクトほか、フリーランスイエローページ、国民健康保険組合の設立などに取り組んでいます)
・ 活動拠点整備、運営のため(本部である東京のほか大阪、福岡、愛知などにプロボノメンバーが集まり《HUB》として活動を支え盛り上げてくれています)
・ 新規イベント開催費用
継続して、安定した活動を提供するためにご支援のほどお願いいたします。