Issues we are working on
貧困問題への取り組み
特に生活が苦しいとされているひとり親家庭や、行政、社会福祉協議会などから依頼のある支援を必要とされる方、また子ども食堂や支援団体などへ無償での食料支援を行うことにより、貧困問題の解決を目指します。
毎週火曜日に平塚市内のひとり親家庭へ、お米・パン・お菓子・レトルト食品、インスタント食品・野菜・冷凍食品(受け取りの家庭のみ)などを配達、またはお受け取りにお越しいただいております。
市外のひとり親家庭からもご依頼が多いので、市外の方は毎月一回お受け取りの方のみご支援させていただき、行政や社会福祉協議会などから依頼のある支援を必要とされる方への緊急支援は随時対応させていただいております。
ひとり親家庭の方からは「支援をしていただくようになってから、食費が浮き生活が楽になってきた」「お菓子をなかなか買ってあげられないので本当に助かっています」「給料日前で食材を買うことができず家に帰ったら、新鮮な野菜をはじめ様々な食材が届いていて涙がでました」など、大変励みになるお言葉をいただいております。
また、コロナの禍になり更に支援を必要とされる方が増えてきたため、フードパントリー(食品の無料配布)をできるだけ毎月一回開催し、ひとり親家庭やコロナ禍で影響を受けているご家庭をご支援させていただいております。開催当初は来場者数が100名程度でしたが回数を重ねるごとに300名近くになったため、密にならないように予約制にするなどして対応させていただいております。ご来場いただいている方は横浜から小田原など遠方の方々にもお越しいただいております。皆様には大変感謝いただき、参加してくださっている15名ほどのボランティアの励みにもなっています。
フードパントリーへ食品を提供してくださる企業様も少しずつ増え、食品ロス削減にも貢献できているのではないかと思います。
食品ロス削減への取り組み
日本国内で年間に捨てられている食品の廃棄量は約600万トンとされています。このうち、まだ食べることができるにもかかわらず捨てられてしまう食品を、企業・農家・一般家庭などから寄付を受け、それらを無駄にすることなく支援を必要とされる方へお渡ししています。
その取り組みの一つとして、平塚市環境部と連携を図り平塚市役所にて2019年4月より毎月一回フードドライブ(食品を集める活動)を行い、一般家庭などから余剰食品の寄付を募っています。また、企業や病院などでもフードドライブで集まった食品をご寄付いただいております。
また、平塚市環境部と協働事業が始まり、食品管理システムを委託で開発。このシステムにより企業から寄贈を受けた食品がどこに届いたかが簡単に分かるようになるため、企業に廃棄ではなく寄付を促すような取り組みを目指し、少しでも多くの食品が無駄に廃棄されることのないように食品ロスの削減に寄与していきたいと考えております。
Why we are tackling this issue
貧困問題
貧困という言葉を聞くと一般的には発展途上国などの住居や衣類など見た目で分かる状況を連想しますが、日本の貧困は見えづらいのが特徴です。住居や衣類も大差なく多忙で働く母親が子どもとの連絡手段として携帯電話も持たせているため、見た目ではなかなか分かりません。悲しいことに日本の子どもの7人に1人が貧困状態にあるのが現状であり、その中で最も多いのがひとり親世帯です。2015年の調査ではひとり親世帯のうち半数以上が貧困状態にあるとされています。私共はその特に生活が苦しいとされているひとり親世帯を中心に食料支援をさせていただくことで、未来ある子どもたちが健やかに育つことを願いながら貧困問題の解決に取り組みます。
食品ロスの問題
食べるものに困っているご家庭が多い中、日本の食品ロス(食べられるのに捨てられてしまう食品)の量は年間600万トンを超えています。日本は食料を大量に生産、輸入しているのに、その多くを捨てているのが現状です。この大量の食品ロスが発生することにより、ごみ処理に多額の費用がかかるだけではなく、食品廃棄のために発生する温室効果ガス排出の影響は環境問題に繋がっています。温室効果ガスは地球の生態系などに影響し環境問題を引き起こしてしまいます。地球の環境を守るためにも微力かもしれませんが食品ロスになってしまうはずの食品を企業、農家、一般家庭などから寄付を受け、これらの食品を支援を必要とされる方に届けることで食品ロスの解決に取り組んでいきたいと考えております。
How donations are used
〇 倉庫・事務所の維持費
〇 ボランティアによる配送のガソリン代など
(ひとり親家庭への配達、企業などへの食品の引き取り、フードパントリー会場への食品の配送・駐車場代)
〇 備品・事務用品費
〇 人件費
(ボランティアだけでは限界があるため、専任の有償スタッフを雇い活動を安定させたい)
〇 新たな拠点がほしい
(支援を必要とされる方は食品だけではなく、日用消耗品・衣類・電化製品なども必要なので、ひとり親家庭や支援を必要とされる方にお越しいただいて、品物をお渡しできる場所を借りたい。また、フードパントリーは他の施設を借りて行っているため、食品を運ぶのに一苦労です。新たな拠点では食品を運ばずに開催したいです)