Issues we are working on
現代日本社会には、自殺者約3万人、うつ約100万人、児童虐待相談件数約10万件、孤独死約3万人、などの切実な社会問題があります。なぜこのような社会問題がなくならずに、生み出され続けているのか?それは、これらの社会問題を生み出し続ける基本構造として、「つながりの希薄化」「コミュニティの弱体化」があり、それによる孤立・孤独・分断が根本要因になっていると考えています。この基本構造・根本要因を転換し、「つながり」と「コミュニティ」が豊かな社会にしていくことが私たちの役割です。
居場所と仲間に囲まれて、イキイキと幸福に生きる個人が増えていくためには、それを実現する「コミュニティ」の存在が欠かせません。居場所と仲間を感じるあたたかいコミュニティは、人に生き甲斐を与え、人を成長・変化させる力があり、つらいとき・苦しいときにはそれを支えケアするセーフティーネットにもなります。そのようなコミュニティを世の中のインフラとして整えていくことが私たちの使命です。
Why we are tackling this issue
自分のことを認めてくれたり、大切にしてくれる場所や仲間が存在することは、人を勇気づけ、生きる上での支えになり、人生を豊かにしてくれます。そんな居場所と仲間が自分の中に存在したとき、「自己肯定感」や「存在意義実感」(「自分には生きる価値がある・誰かに必要とされている」と自らの価値や存在意義を肯定できる感覚)が高まり、力強く心強く生きていくことができます。そのことは自分を豊かにするだけでなく、他者を受け容れる力になり、異なる価値観を尊重する力になり、対立や争いや排除を緩和する力にもなります。
そのような居場所と仲間のある人生を多くの人が生きることで、幸福と活力に満ちた社会になることを目指して、私たちは活動しています。
How donations are used
コロナ禍が収束に向かってきている中で、次のフェーズで必要なのは「市民活動・コミュニティ活動の再起動」です。市民活動・コミュニティ活動が元気になって活気がよみがえってきたとき、集いや出逢いや交流が活発になり、地域やみんなにつながりや居場所がもたらされるのです。
誰かのために、地域のために、社会のために「何かをやりたい」と活動する人たち。そんな人たちが日本中にたくさんいます。その人たちを応援すること。そこに集まるメンバーやスタッフがイキイキと活動できる環境を支援することが今こそ最も必要な社会的支援だと思います。
そのために私たちは自分たちの情熱と専門性を駆使して、日本全国のNPO・市民活動・地域活動・サークル活動を支援していきます。コミュニティとつながりを生み出す源の役割をしているこれらの団体・活動が元気になることこそ、コロナで元気を失いかけている今の社会に最も必要な取り組みだと思うからです。
具体的にはCRファクトリーが独自開発して10年以上に渡って提供してきた「コミュニティマネジメント塾」や「コミュニティキャピタル診断」をはじめ、さまざまな組織基盤強化支援を全国のNPO・市民活動・地域活動・サークル活動に向けて届けていきます。