Purpose
ウガンダ北部・アジュマニ県にある「パギリニヤ難民居住区」にて、現地で活動するNGOを通じて、人道的な支援が必要な南スーダン難民を対象に支援を行なっています。
たとえ根本的な解決にならなくとも、今届けられる相手に対して、できることをやる。そして現状を発信する。それが目的で、活動し続ける理由です。
100万人以上の南スーダン難民を抱えるウガンダ。国連機関や大型NGOによって大規模支援が行われてはいますが、増え続ける難民に対して、それぞれのニーズに対応した支援はほとんど実施されていません。
難民一人ひとりの状況やニーズに応じたきめ細やかな支援を実施するために、現地で活動するNGO同伴の下、難民へのニーズ調査を行いひとり一人に寄り添った支援を実施しています。
Past Activities
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支援対象者である難民の一人をご紹介します。
昨年7月に紛争が再燃し、その後ウガンダへと避難してきたチャールズさん(仮名)。紛争で家族3人を失い、子ども5人を養わなければならず、厳しい生活状況に置かれています。「私たちを支援してくれる人は一人もいない。仕事も無い。ここ(難民居住区)での生活はとにかく大変だ。」と語っていました。
現在のチャールズさんには収入を得る手段がありません。家庭菜園ではトマトを栽培していますが、石だらけの土地は農業に向いていません。雨期に入ったウガンダでは、コレラやマラリアなどの病気の蔓延も危惧されており、まだ幼い子どもたちの健康も心配されます。
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各物資のイメージが描かれた調査シートを使って丁寧にヒアリングをし、砂糖やトウモロコシの粉といった食糧に加え、石鹸や生理用品をはじめとした衛生用品、また井戸から生活用水を汲む時に使用するポリタンク、マラリアを防ぐための蚊帳、調理器具・調理油など、本当に必要とされている物を必要な分だけ提供するという形式で、物資の提供を行います。
集会場へ集まった受益者へは、リストを元にバックへ必要な物資を詰め、渡します。
怪我や病気などの理由で集会場へ来られない受益者へは、家庭へ物資を持って訪問します。
Achievements
2017年夏の活動において、現地で活動するNGOを通じて、以下の支援が実施されました。
▼食糧品
ポショ*¹…1220kg
砂糖…455kg
料理油(1L)…148本(1L×148本)
乳児用食品(ミルク)…20個
▼生活用品(水)
たらい…59個
ポリタンク…76個
マッチボックス×2ダース
▼医療品
マラリア対策用蚊帳…47個
▼衛生用品
OMO(洗剤)…65kg(1kg×65個)
▼衣料品
下着(女性用)…66着
下着(男性用)…24着
下着(子ども用)…4着
サンダル…260足
▼食器類
カップ…184個
プレート…120枚
スプーン…24本
フォーク…6本
キッチンナイフ×4本
トレイ…25枚
▼学習用品
鉛筆×50本
▼その他
支援物資を入れる袋…65袋
*¹…トウモロコシを粉末状にした物
以上、現地で活動する国際協力NGOを通じて、2019年夏季までに述べ100世帯へ物資を届けてきました。