Issues we are working on
人生100歳時代に求められる予防医療の重要性
日本人の平均寿命は84歳を超え、人生100歳時代が訪れています。そのような中で、健康でいられる期間である健康寿命との差が拡大すれば、医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになります。
平均寿命と健康寿命の差を短縮することができれば、個人の生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障負担の軽減も期待できます。
そのためにも、生活習慣病になることを予防すること(1次予防)、生活習慣病により発症する脳卒中、心筋梗塞などの重篤な疾患への進展を予防すること(2次予防)、疾患が進行した後にリハビリなどにより社会復帰を進めていくこと(3次予防)といった、予防医療の推進はわが国の医療の最優先課題のひとつになっています。
対応できるリソース(資源)の限界
一方で、効果的な予防医療の実行ためには多大な人手や資金などのリソースの投入が必要です。しかし、それらのすべてを行政に期待することは現在の社会状況、財政状況を考慮すれば困難です。
それよりも、地域で十分に活用されていない既存の人材や、それまでに蓄積されてきた健康データといったリソースを有効活用することにより予防医療を効率的かつ効果的に進展させるというアプローチが重要です。
Why we are tackling this issue
私たちのメンバーには、研究者、医療従事者、行政職員など、様々な専門分野からメンバーが集まっています。私たちの取組から得ることのできた知見や成果を少しでも地域の予防医療や介護予防に還元することができればという想いで地域健康プランは立ち上がりました。地域にある様々な人的、物的資源の有効活用を行うためのプラッ トフォームとなり、地域住民の皆さんと一緒に様々な課題を解決していきたいと考えています。
How donations are used
私たちが行う事業の運営費や事務局の維持費として大切に使わせていただきます。