
Purpose


◯18歳以上の若者が直面する、既存の若者支援制度の空白
日本では18歳で成人となり、新たな相談は、児童福祉法や児童虐待防止法など支援制度の対象外になります。しかし実際は、18歳といえばまだ学生であったり、社会人の入り口の状態であったりと、自立の準備の段階です。多くの若者は、引き続き家庭からのサポートを受けることで、自立への緩やかなステップを踏むことができます。
一方で、何らかの事情で家族を頼ることができない若者や、家族から何らかの虐待を受けている若者が、18歳を境に、支援や相談先が少なくなる現状があります。
支援制度に頼れず、経済的にも精神的に自立の準備期にある状態で自立を強いられた若者が「そうするしかすべがなく」、望まない孤立状態に陥ってしまったり、犯罪や性暴力に巻き込まれることが実際にあります。「自分は暴力を受けている環境にいる」と気づいた時にはすでに18歳を過ぎていたという例も多々あります。
◯18歳の壁を越えて、若者を未来につなぐ
家庭からのサポートを受けられない若者が支援制度の枠組みからこぼれ落ち、社会の入り口で追い込まれています。
「若者が、自分の生き方を自分で選んでいける世界をつくっていきたい。」
アマヤドリは、若者が様々な壁を超えて自己選択できるように、サポートを届けていきます。
Past Activities


【相談同行事業】
若者からの相談を全国から受付。
オンライン、対面での面接を実施。
必要があれば、役所の窓口や病院の診察へ同行し、手続きや受診のサポートをしています。
【サポート付き住居】
安全な住まいを提供しています。横須賀市内に3ヶ所、7室。
初期費用なし・保証人なしで入居可能。家具家電・寝具等を整備し、すぐに安全に生活できる環境を用意しています。
【居住支援】
他団体の提供する住まいの提案、見学同行、不動産への同行等、当団体以外の住まい探しもサポートしています。
【独自のプログラム提供】
制度の狭間に置かれた孤立や困窮を経験した若者が、再び安心して社会を関われるよう、
「日々を生きるためのスキル」を学ぶ6つのプログラムを提供。
【通所型若年女性支援事業】
日中利用可能で安全な通所型空間を提供。
自己理解を深め自身のニーズを知り、社会資源やその活用法を知るための支援。
援助養成力を育み、他者貢献もできるようになり、「自分らしく」社会に出られるようになるまで伴走する。
Achievements


◯事業成果
・相談・同行支援事業「コレカラ」(2020年〜):約230名に対してのべ約8000件以上の対応を実施。
・サポート付きシェアハウス「イロドリ」(2021年〜):のべ入居者数25名
・短期型アパート「コモレビ」(2023年〜):のべ入居者数3名
・短期型シェアハウス「ヤドカリ」(2024年〜):のべ入居者数7名
・神奈川県より「居住支援法人」の認定
・神奈川県委託 通所型若年女性支援事業(2025年8月〜):「アマヤドリスタジオ」を開設。
◯行政への政策提言・連携実績
【意見交換】
2022年6月 神奈川県知事 黒岩祐治氏
2023年5月 神奈川県 横須賀市長 上地克明氏
2025年1月 神奈川県 葉山町長 山梨崇仁氏
2025年9月 衆議院議員 早稲田ゆき氏
【登壇】
神奈川県主催 緊急シンポジウム 登壇
◯メディア掲載実績
2021年4月 朝日新聞朝刊掲載
2023年11月 川崎FMラジオ出演
2024年10月 週刊福祉新聞・Yahoo!ニュース掲載
2025年6月 毎日新聞デジタル掲載
Necessary expenses of the business


365本の傘を一緒にさしてください。
どんな日も若者がアマヤドリができるように。
人生には、時々自分ではどうにもできない辛い出来事が降りかかることがあります。
それはまるで、突然降り出す雨のようなもの。
少しの雨なら、濡れてしまうのも経験になるかもしれません。
でも、冷たい暴風雨の中で、たった一人、怖くて、
凍えてしまうほど辛い思いをしたら…
その経験は心に傷を残してしまうかもしれません。
そんな時、誰かが「一緒に入ろう」と優しく傘を広げてくれたら。
温かいタオルで包んでくれたら。安全な場所で、雨宿りができたら。
冷たく怖かった雨の日も、いつか振り返った時に、
少しだけ温かい思い出になるかもしれません。
土砂振りの中で凍えている若者に、一緒に傘を差しだす仲間になってください。
みなさまのご支援で若者がアマヤドリすることができます。