Issues we are working on


経済的困難や家庭環境の影響により十分な学びや成長の機会を得られないこども・若者が地域に存在している。地方都市においては学校・地域・支援者の連携が断片的で、継続的な支援体制が構築されにくい状況である。高校生世代になると、進学や就職などの人生の分岐点において「誰にも相談できない」状態に陥ることも少なくない。こうした教育的孤立の課題に対して、地域の多様な主体が共に支えるモデルを構築し、Well-beingの向上を図ることを目的としている。
Why we are tackling this issue



地域の中で学びやつながりから取りこぼされる若者たちの存在を見つめ続けてきた中で、「子ども・若者の学びを地域全体で支える新たな仕組み」が必要だと痛感したことから始まった。特に高校生世代においては、学校外での支援や居場所が極端に少なく、経済的困難や家庭環境に課題を抱える若者たちが、孤立の中で進路選択や日々の生活に悩みながらも声を上げられない状況がある。私たちの共同体は、これまでも地域の空き家を活用した学習支援拠点の運営、大学生や元教員、地域住民との協働による支援体制づくりなど、実践と対話を積み重ねてきた。こうした関係性と実績の蓄積が、「点」ではなく「線」として支えるための基盤となり、また、教育・福祉・地域が垣根を越えて連携できる共創型の支援体制としての可能性を育んできた。共同体を組む意義は、多様な主体がそれぞれの強みを活かしながら、地域で暮らす若者の“そばにいる存在”になれることにある。行政や学校には届きにくい声を拾い、大学やNPOが専門性を活かし、地域住民が日常的なまなざしで見守る――そうした多層的な支援が、若者の「生きる」「学ぶ」「つながる」力を引き出すことにつながると確信している。
How donations are used


多くの子ども・若者・高齢者たちの不安や孤独感解消するためには「地域の中に自分を認め、受止めてくれる人とのつながりやハブになる居場所がある」という安心感が何よりも必要です。その為に、地域社会が協働するモデル「UMEプロジェクト」をさらに広げていきたいと考えています。私たちの活動はまだまだ発展途上にあります。皆様のお力で学習支援・子ども食堂・居場所運営・高齢者支援の活動にあたる多様なステークホルダー(地域の高齢ボランティア・大学生・高校生ボランティア)の交通費や活動資金に充当させていただき、活動を持続可能なものに構築していきたいです。