Issues we are working on
がんは生涯の中で2人に1人が経験する病気です。
たくさんの人が経験する「がん」は、その病態や治療などによって生活にさまざまな制限を来します。
「肩が挙がりにくくなった」
「手足がしびれる」
「体力が衰えた」
「手(足)がむくんでいる」
そのような症状や後遺症によって仕事や家事、趣味を含めた日常生活に不自由さを抱えている方が多く、がんとどのように向き合い、自分らしい活動的な生活を取り戻すのかが課題となっています。
運動や活動性の高い生活習慣はがんの予防につながるだけでなく、治療中の体力を維持したり、再発予防にもつながることが報告されています。
しかし、医療機関(医療保険)でリハビリテーションを受けることができるのは、限られた病気や治療の入院期間に限られており、大きな病院であっても十分な診療体制が整備されていないことも多くあります。
そのため、十分なリハビリテーションを受けることができないまま、十分な情報もなく退院し、その後の生活で困っている方が多いのが現状なのです。
Why we are tackling this issue
「もっと早く教えて欲しかった」
「困っている/不安だけど、相談できるところがない」
「病院に相談しても取り合ってもらえない」
「治療したいけど、数ヶ月に1回しか予約できない」
そのような声を聞くことは非常に残念なこと…。
これまでこのような声に応えたくても他の医療機関に通う方には、ちょっとお節介な医療者たちでも何もできないというのが現状でした。
大切なことは、患者(当事者)自身が必要とする情報を正しく得ることができ、自身に合ったケアの方法を身につけること。そして、自分自身らしく病気や後遺症などと向き合い、仕事や家庭、趣味(楽しみ)に至るまで自分らしい生活を再建できることです。
もし治療前や治療中、治療後に知っていることで予防や軽減できる後遺症があるのであれば、その情報や知識を得ることができる場が必要であり、さまざまな後遺症がある中で、生活の中でどうケアし向き合うことができるのかを共に考え、相談できる場が必要であると考えています。
RemQoは相談ができるだけでなく、「がんのリハビリテーション」「リンパ浮腫治療」を中心とした勉強会やケア方法の練習会を開催したり、運動療法を展開する初めての体験型のリハビリテーション・スタジオです。
患者・がん経験者(サバイバー)同士のピュアカウンセリングの機会を支援するとともに、がん経験者と医療者が協力して「本当に必要なもの」「確かなもの」を提供できる場、共に成長できる場となることを目指して運用します。
How donations are used
現在は、勉強会や練習会の参加費とスタッフの有志が資金を持ち出し運用しております。
参加者の中には治療中・休職中で経済的な負担が大きい時期を迎えている方も多くいらっしゃるため、参加費は出来るだけ抑えて運用したいと考えています。
しかし、我々スタッフが持ち出す資金だけでは長期的な運用は難しく、必要とする機器も十分揃えることができない現状があります。
頂戴しました寄付は、ケアの練習や運動するための物品・機器の購入資金に使用させて頂くとともに、継続的に開催できるよう毎月の運用資金として活用させて頂きたいと考えております。
「自分らしく生活を取り戻すために」
通う病院に関係なく、必要なときに必要なことを安心して相談できる場を自分たちで作ること!それが私たちの目標です!!
何卒ご協力ご支援頂きますようよろしくお願い致します。