Issues we are working on
「孫や次の世代に戦争のない平和な世界を残したい!」。2016年、当時93歳の清洲辰也さんの呼びかけをきっかけに集まったわたしたちは緑豊かな里山能勢で毎年5月、平和を願うひとびとが集い、心と物と夢が行き交う市場「PEACEMARKET・のせ」を開催します。
大阪最北部の地・能勢からの小さな声ではありますが、日本の周辺はもとより世界各地の軍拡競争が噴出する今こそ、里山能勢から世界へ、平和を耕すおまつりを通して、共に生きる勇気を育てたいと思うのです。
そして、SDGs(持続可能な開発目標)、国連「家族農業の10年」を視野に入れ、200年に及ぶ能勢の浄瑠璃などの郷土文化や農業をはじめ、里山能勢を守ってこられた先人の苦難と願いを受け継ぎ、住民自身が共に生きることが求められる多様な民族と文化を受け入れ、誰もが平和に暮らし、共に生きる町づくりをめざします。
人口減少と高齢化の波が押し寄せる里山能勢で、地元豊中高校能勢分校の生徒さんたちと地元周辺の住民たちとの対話を通じて、地域発電事業など持続可能な自立経済を里山能勢で実現したいと思います。
Why we are tackling this issue
2015年9月に国連総会においてSDGs(持続可能な開発目標) が採択され、気候変動などの環境対策、貧困や飢餓の撲滅、ジェンダー平等など2030年までに達成すべき17のゴールで構成される全世界共通の目標としました。また国連は2019年からの10年を国連「家族農業の10年」と定め、加盟国及び関係機関等に対し、食料安全保障確保と貧困・飢餓撲滅に大きな役割を果たしている家族農業に係る施策の推進・知見の共有等を求めています。
環境問題では約160ヵ国・400万人以上の若者が気候変動対策を求めて行動するきっかけとなったスウェーデンの16歳の女性・グレタ・トゥンベリさんが国連の気候変動サミットで「あなた方が話すことは、お金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり」と大人たちに訴えました。また、来日したローマ・カトリック教会のフランシス教皇は「核兵器は安全保障への脅威からわたしたちを守ってくれものではない」と、核保有だけでなく核抑止も否定し、核の傘に頼る日本政府に強いメッセージを残しました。
わたしたちは2人の言葉をまったなしの未来からの警鐘として深く受け止め、平和で持続可能な世界を里山能勢から発信できればと願っています。
How donations are used
いただいた寄付金は、会場費10万円と、チラシ製作費7万円、ステージ関係費13万円の一部として、大切に使わせていただきます。