Issues we are working on
活動開始当初からのモットーは「ママの笑顔が一番の栄養!」
もちろん父親はじめご家族みんなの笑顔が大切ですが、特に母親は「自分がこんな風に小さく産んでしまったから・・・」と自分を責めがちです。
NICU入院中は、母として母乳を絞ってNICUに持って行くことしかできない。その母乳も十分に出ないと自分を責める母。
NICU退院後は、少しでも早く大きくしたいと必死に食べさせようとする。でも、食が細く体重がなかなか増えずに焦る母。
成長や発達がゆっくりで、時には医療的ケアが必要な状態でNICUを退院したり、脳性麻痺などの障がいが明らかになったりと不安がつきません。
そんな不安や悩みも互いに共感し合い、支え合い、楽しく育児をしていけたらと願い活動しています。
●母親を中心とした傾聴、ピアカウンセリングなどのピアサポート活動
●交流会・学習会による情報交換の場の提供
●家族、きょうだい児も一緒に集える場の提供
●その他、啓蒙活動など
Why we are tackling this issue
代表・万は2006年11月、第2子を予定日より4か月早く452gの赤ちゃんを出産しました。たくさんの管につながれた小さな小さな赤ちゃんの姿に、明日は来るのだろうかと不安しかありませんでした。まったく未来を思い描くことができず、苦しい日々を送りました。そんなとき、同じNICU(新生児集中治療室)に通う先輩ママから声を掛けられ、我が子と同じように小さく産まれた赤ちゃんがすぐ近くでがんばっていることを知り、真っ暗闇だった子供の未来に少し光が見え、やっと気持ちが前を向くことができたのです。その経験から、この会は誕生しました。
2500g未満の低出生体重児は10人にひとりと言われています。
長期フォローアップが必要とされる1500g未満で生まれる赤ちゃんは全出生数の1%程度とぐっと減り、合併症やその治療を必要とする赤ちゃんもいます。
NICU入院中の不安はもちろん、NICU退院後もその成長やゆっくりで不安を感じるご家族も多くいます。
当会の登録者の半数近くは1000g未満で生まれたお子さん。
大きな問題もなく大きくなっていくお子さんもいますが、脳性麻痺や発達障害、医療的ケアが必要な状態のお子さんもいます。
周囲に同じような経験をした人がいない、自分の不安な気持ちを話すことができる人がいない、と一人で抱え込んでいるご家族も多くいらっしゃいます。
まずは「ここに仲間がいるよ!」と情報を発信し、つながれる場を提供しています。
当会は、病院や自治体単位での家族会ではありません。赤ちゃんがNICU入院中の方から、お子さんが成人して結婚された方まで、病院、居住区、年齢の制限なく集っています。
How donations are used
◎交流会・学習会などの開催のための費用(会場費、交通費、講師謝金など)
◎傾聴技術を学ぶ講座の開催(開催費用、講師謝金など)
◎写真展開催や文集作成のための費用(製作費)
◎ウェブ管理、郵便などの通信費や交通費
◎物品管理のための保管・管理費