Issues we are working on
がん患者さんは、貴重な体力と時間を使って、より良い治療法を求めています。医療者は、日々の診療に忙しく、献身的であるほど自分の体力も気力も犠牲にしてしまい、最先端のがん治療に知識をアップデートしたり、それを臨床に取り入れたりすることも難しいことも多いとでしょう。また、多くの人々を救うような結果を出した研究者でも、恩恵を受けた患者さんたちや臨床家たちのフィードバックを受ける機会があまりありません。
さらに、日本では、診療科や病院を超えて、うまく情報が連携しておらず、患者さんが自分に合った治療法や医療機関を見つけるまでに、時間を要することも少なくありません。がん患者さんの場合は特に、治療前に体力や時間が消費されてしまうという大変もったいない事態になりますし、そのことは医療者にとっても大変なストレスとなります。
Why we are tackling this issue
私たちMake Cancer Historyは、がん患者さん、医療者、研究者のコミュニケーションの問題で、日本のがん医療の進歩が阻害されていると考えています。その三者の連携を促し、経験や知恵の”共有”を助けることで、がん医療が飛躍し、最終的にはがんが根治可能な疾患となることを目指しています。
How donations are used
皆様からの寄付金は、当NPOが行う以下のような事業に使わせて頂きます。
・患者さん、医療者、研究者を対象とした、情報共有のためのイベント開催費用(資料印刷費、会場費、ボランティアへの交通費、参加者のお茶代、講師への謝礼など)
・患者さん、医療者向けの、がん医療に関わる冊子作成費用(印刷費、郵送料)
・患者さん、医療者、医療施設、研究者の取材に関わる費用(交通費、宿泊費など)