Issues we are working on

JAASは、分野や組織、国籍・民族、世代の壁を超えて、科学の振興を目指す組織であり、「日本の科学をもっと元気に。」を合言葉に設立されたNPO法人です。
当法人では、分野、組織、職種・職階、国籍・民族、世代の垣根を越え、あらゆる人々が対話し協働して科学を振興していくための活動を行い、そのためのコミュニティの形成を推進します。
民主的で透明性の高い運営を行っていくと同時に、多様な背景・属性(多様性)を持つ人々が、各自の状況に応じて参加する機会を得ることができ(衡平性)、誰でも対話と協働に実際に参加できる(包摂性)ように活動を行っていきます。
そして、科学に関わるあらゆる人々を対象に、科学の振興に関する事業を行い、人類の福祉向上および持続可能な社会の実現に寄与することを目的とします。
Why we are tackling this issue
私たちの生活は、先人が培ってきた科学によって支えられています。当法人が定義する「科学」とは、あらゆる学問とその思考法・手法・技術を指し、さらに、それらを駆使した価値の創出も含みます。人類の福祉向上や自然環境に配慮した持続可能な社会を実現するためには、次のような取り組みが重要です。
- 社会における学問や技術への理解と活用の促進
- それらを通じた自然環境や社会課題の解決
- 科学の発展を支える人材育成と環境整備
- 科学を文化として根付かせるための基盤づくり
- 科学の在り方を継続的に検討する枠組みの構築
また、我が国では「Society 5.0」というコンセプトのもと、目指すべき社会を第6期科学技術・イノベーション基本計画では次のように定義しています。
「直面する脅威に対し、持続可能性と強靭性を備え、国民の安全と安心を確保するとともに、一人ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる社会」
しかし、近年では科学技術力の低下が顕著であると指摘されています。
国際的な論文数ランキングの順位低下、博士課程への進学者の減少、企業の研究開発費の伸び悩みなど、科学技術の推進していくうえでこれらの課題を克服するためには、研究者、企業、一般市民それぞれの視点からアプローチしていく必要があります。
JAASは「日本の科学を、もっと元気に。」するためにあらゆる人々が科学の振興について対話できる交流会や意見交換会などの各種イベント開催、科学教育・研究開発の体制・制度改善などに関する社会への提言および働きかけ、科学の振興に関する調査、情報の収集と公開、国内外の関係団体との連携や人材交流の推進などを行います。
How donations are used
年次大会の開催にあたり寄付を募ります。
(寄付控除の対象とはなりませんのでご了承ください)