Issues we are working on
FENICS (Fieldworker’s Experimental Network for Interdisciplinary CommunicationS )は、フィールドワークの知恵や技術を学びたい人、フィールドワーカー同士で役立つ情報を交換したい人が集うプラットフォーム作りを行っています。フィールドワーカーが、研究テーマ・調査地域・産業界などの多分野とつながるネットワーク構築を目指して、「出版」という“ハード”、「ウェブ」という“オンライン”、「イベント」という“ライヴ”での出会いを生みだすための、さまざまな事業を展開しています。
【こんな事業を進めています!】
◼︎書籍の出版:『FENICS 100万人のフィールドワーカーシリーズ』(全15巻)
◼︎メールマガジンの発行:「FENICS メルマガ」
(月1回の フィールドワーカーによるエッセイ、フィールド情報の配信および、イベント関連ニュースの随時配信)
◼︎さまざまな「フィールドワーク」や「フィールドワーカー」に関連するイベントの企画・運営
e.g.) フィールドワーカーの安全対策、女性フィールドワーカーの支援、若手フィールドワーカー支援、高校への出張授業
・主催:FENICSサロン/FENICSイベント
・共催:各種公開講座や学会との連携セミナーなど
・企画協力:「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ連続上映会」 ほか
Why we are tackling this issue
フィールドワークは、世界中に自らおもむき世界を探究する方法です。現在日本にはさまざまな分野でフィールドワークを行なうフィールドワーカーたちがいます。彼らは世界中で得難い経験を積み重ねてきました。しかし、その経験は残念ながらあらゆる分野や学界・産業界の壁を越えて広く伝わっているとは言えません。
私たちFENICSは、フィールドワークの方法や視点、思考を互いに学び議論しあい、また地域に特有な情報、経験知などを交換したい、と活動し始めました。立ち上げに関わったのは自然地理学、雪氷学、社会-文化人類学、人類生態学、民族植物学、地域研究といった、まさに分野を横断するフィールドワーカーたちです。
人が人をつなぐことで出会った私たちは、それぞれのフィールド話、研究活動の話に湧き、ネットでは得られない情報を、そして生きるエネルギーをお互いもらってきました。これまでFENICSの活動内で、あらゆる分野のフィールドワーカーと、探検家、音楽家、写真家、画家、商社マン、、さまざまな人たちが出会い、何かが生まれています。
ーーこの知的興奮を、研究者の世界だけに閉じず、もっと多くのフィールドワーカー、さらに外の世界に関心のある産業界をはじめ幅広い方々に伝えたい。そしてFENICSの輪に入ってもらい、ともに経験したい。そうすればフィールドワーカーの計り知れない豊かな経験知があらゆる分野、業界につながり新たなもの/モノを作り出せるのではないか。そんな希望を、私たちは持っています。
How donations are used
フィールドワークのテクニック、安全対策、成果発表、映像発表、情報交換、といったフィールドワーカーのための、開かれた(学生無料、優待)イベント開催のための必要経費、ウェブサイト等の管理費として活用させていただきます。
若手フールドワーカーの育成のため、参加学生たちの調査研究の活動資金などとしての運用も予定しています。
また世界のあらゆるところへ出かけるフィールドワーカーのかかわる現地の人々への還元プロジェクトも予定しています。