支え合う関係づくりをめざして
2020/5/15 10:30
山元絵美(理事) 宮崎市スクールソーシャルワーカー/社会福祉士
昨年度まで、宮崎市・高鍋町・門川町での学習支援・生活支援に尽力いただきました。応援コメントをごらんください。
長期間の自粛や休校の間、子どもたちはどんな気持ちで生活しているのでしょうか。必然的に世帯は孤立し、様々なストレスで心身ともに余裕がなくなり、地域全体が弱っていきます。そして、しわ寄せが多くの子どもたちの生活に現れていることは想像に難くありません。
この活動は、子どもの学びへの欲求や一歩踏み出す勇気を尊重し、それを実現するために家庭・学校・地域が支え合う関係づくりをめざしています。今は、誰にとっても本当に大変な時期ですが、困難の中でも夢や希望に向かって前進したいという子どもと、それを応援したい人々がいます。できる範囲のあたたかい対応が、家庭の安心・安全につながり、子どもたちの前向きな気持ちをそっと後押ししてくれるのだと思います。
このプロジェクトの広がりと継続を応援しています。
※写真の左端が山元さん。継続的に訪問する高鍋高校で、卒業生を囲んでいるところを土肥校長先生が撮影してくださいました。
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500円
「いただきます!」
いつもの手作りご飯のおかずが、ちょっと変わりました。
ミートボールやお魚フライが入っています。
おかずが増えて嬉しい。
みんなと食べるから美味しい。
おかずの作り方も習えて面白い。
楽しい会話が増えていきます。
1,000円
「行ってきます」
学習の場所までのバス代や電車代は、家庭にとってはとても負担になります。来たいけど続けられるかなという不安にもなります。
でももう大丈夫!
毎週決まった時間に、決まった場所に通う習慣は、きっと自信にもなりますね。
良い習慣をしっかり身につけます。
2,000円
「次のプリントをください!」
子どもたちの学習意欲は面白いほどに変化します。
いつも分厚いプリントの束と格闘しながらも、終わった時の達成感は最高。
それぞれの学力や進路に合わせて問題集を選択し、どれくらいの時間で消化できるかを把握していきます。
問題集の選択には自信があります!
3,000円
「自由になりたい」
「生きる力」を磨くためには、暮らしを楽しむことが大事。
毎日の生活に欠かせないたくさんのことを、少しずつ身につけていこう。
いつかは自分で食事を作り、そうじ、洗濯をして、健康に気を配りながら気持ちよく暮らす。
そんな日のために、生活習慣にも新しい知恵や道具を知って、自分でできることを広げていきます。
5,000円
「嬉しい!」
初めてのバーベキュー、初めてのトランポリン、初めてのケーキ作り・・・。
初めて体験することは、たくさん失敗することにもなりますが、笑いあえる仲間がいれば大丈夫。
大人にできることは、子どもたちの「やったことないこと」を沢山準備することなのだとおもいます。
10,000円
「大学に行ってもいいのかな」
進学するにはまとまったお金が必要です。そんなわがままは言えないと、自分の将来を決めかねているとしたらそれはもったいないこと。
進学の夢を諦めないで、とにかく努力をしてみましょう。信頼できる人に話してみましょう。
応援してくれる大人は、きっとあなたの周りにも必ずいます。