チラシが「一人歩き」して繋がった、2つの奇跡的な出会い
2026/6/26 06:56

皆さま、こんにちは。NPO法人支エールの田中義人です。
マンスリーサポーター募集の初日、今回は私たちが運営する「麻雀ひろば」で実際に起きた、 忘れられない2人の利用者さんとのエピソードをお届けします。
私たちの作ったチラシが、想像もしなかったルートで人の手から手へと渡り、素敵な出会いを生んでくれました。
① 暑い中、1時間道に迷いながらも来てくれた方
5〜6ヶ月ほど前に、お子さんが住むこの北九州市に北海道から移住されてきた方がいます。
当然、最初は知り合いもコミュニティもありません。北海道の冬は雪が凄いため、その方のご家族は「外に出られない日は、家族みんなで集まって麻雀をする」という素敵な習慣があったそうです。
そのため、北九州で新しいコミュニティを探す際にも「麻雀ができる場所」を探されていました。しかし、戸畑区の市民センター12箇所を調べても、麻雀をやっているのは3箇所だけ。しかもどこも定員いっぱいで入ることができなかったそうです。
そんな時、その方の家のポストに「麻雀ひろば」のチラシが届きました。
実は、私たち法人メンバーはポスティングを行っていません。後から分かったのですが、地域の「民生委員」の方が、必要としている人のためにと自発的にポストに入れてくださっていたのです。
開催当日、開始時間になってもその方は現れず、最初はキャンセルになってしまったのかなと思っていました。しかし、1時間遅れで「すみません」と息を切らせて入ってこられたのです。
理由を尋ねると、まだ土地勘がなく、暑い中を1時間も道に迷いながら歩き回っていたとのことでした。途中で諦めて帰ることもできたはずなのに、「どうしてもここに来たかった」と、迷いながらも諦めずにたどり着いてくれた。そのお気持ちに、私は感謝の言葉しかありませんでした。
② 40年の時を超え、区をまたいで届いたチラシ
もうお一人は、80歳を超えた利用者さんです。
最近は家を出る機会が減ってしまい、周囲からも「週に1回でもいいから、何かクラブ活動に出掛けてみたら?」と勧められていたそうです。ご自身でも色々試したものの、なかなか肌に合うものが見つかりませんでした。
そんな時、ふと「40年以上前に麻雀をやっていたな、好きだったな」と思い出されたそうです。しかし、地域には気軽にできる場所が見つからず、本人も「40年もブランクがあるのに、今さらできるだろうか……」という不安があり、積極的には探せずにいました。
そんなある日、その方のご友人が、私たちの会場でもある公共施設「ウェルとばた」を別の用事で訪れた際、置いてあった私たちのチラシを偶然見つけてくれたのです。
そのご友人はチラシを持ち帰り、「あんた、これ行ってみたら?」とその方に手渡してくれました。
実は、私たちが戸畑区周辺を中心に配っていたチラシが、なんと区を超えて「小倉北区」まで、人の手を介して一人歩きし、40年ぶりに一歩を踏み出したい方の元へと届いたのです。
チラシを自主的に配ってくださる民生委員の方。
友人のためにチラシを持ち帰って手渡してくれる方。
そして、1時間迷っても諦めずに足を運んでくださる利用者さん。
「麻雀ひろば」は、こうした地域の皆さんの温かいバトンリレーによって生かされています。
私たちが目指すのは、ただ麻雀をする場所ではありません。こうして行き場を探している人が、多世代とフラットに混ざり合い、もう一度社会との繋がりや「生きる根幹」を感じられる場所です。
この場所をこれからもずっと守り、持続可能な仕組みにしていくために、どうかマンスリーサポーターとして力を貸してください。
皆さまの応援を、心よりお待ちしております!

ワンコイン応援!
500円
まずは気軽に活動を応援したい、仲間になりたいという方のためのプランです。若者が一歩を踏み出すための最初のきっかけ(ひろばの維持費など)として大切に活用させていただきます。





