私たちが能登で見た光景
2026/9/18 08:25

「避難所にこどものあそび場は作られたが、支援に来た人が1日いただけで、あとはよろしくと言われた」
「学童が閉鎖してしまったので、放課後のこどもの居場所がなく、毎日ずっとYouTubeを見ている」
「街は瓦礫だらけで、こどもたちのあそびを見守れる大人がいない」
能登半島地震の現場で、私たちが耳にした声です。
周囲の大人たちも被災者で、生活の立て直しに追われる日々。
インフラ復旧が最優先となる中、こどもたちのケアがどうしても後回しになってしまう現実が、目の前にありました。
だからこそ私たちは、プレイカーであそび場を開き続けました。
「大声で叫んでいい?」と聞いてきた男の子に「いいよ」と返すと、びっくりするほどの声を響かせ、ぱっと顔を輝かせることもありました。その子は、「この○○ライダーのおもちゃ、泥の中から見つけたんだ」と、誇らしげに見せてくれました。
活動を続ける中で、忘れられない言葉があります。
「地震が起きて大変だったけど、お兄ちゃんたちがたくさん来てくれたから、それはよかった!」
過疎化が進む地域では、ふらっと公園に行っても、一緒にあそぶ友だちがいません。
地震が起きたことで多くの団体が支援に入り、そのお兄さん・お姉さんと遊べることが、彼にとっては楽しかったのです。
胸が締めつけられるような想いでした。
災害は、もともと存在していた「平時のあそび不足」を一気に浮かび上がらせたにすぎません。
こどもにとって、あそぶことは生きることそのものです。だからこそ、どんなときでも、どんな場所でも、そのあそびを守りたい。
能登で見た光景は、私たちの背中を強く押しました。すべてのこどものあそぶ権利が守られる社会をつくるため、どうかこの挑戦を応援してください。


