プレイカーを全国へ。私たちがこの挑戦を始める理由
2026/9/17 06:01

2024年1月1日、能登半島を大きな地震が襲いました。
J-CST(主催:Chance For All)は、発災直後からプレイカーで各地に駆けつけました。
そこで、こどもたちからこんな声が聞こえてきました。
「大声で叫んでいい?」
「仮設は狭くて、プラレールすら出せない」
周囲の大人たちも被災者です。どうしても、こどもたちのあそびは後回しになってしまう。
それでも活動を続ける中で、ある小学校の校長先生がこう話してくださいました。
「プレイカーのあそび場で、こどもたちが地震ごっこ、津波ごっこを始めた。あそびがもたらす解放によって、心のケアがなされた」
あそびは「娯楽」でも「余暇」でもない。
この言葉が、そのことをあらためて深く教えてくれました。
平時でさえ、あそびの場は失われつつあります。
放課後に外遊びをまったくしない小学生は、今や約8割。(※)
公園ではボール遊びが禁止され、地域のつながりは薄れ、子育ての孤立も進んでいます。
※日本学術会議:提言「我が国の子どもの成育環境の改善にむけて-成育空間の課題と提言2020-」より
私たちはこれまで、全国でプレイカーに取り組む団体へ助成と伴走支援を続けてきました。
プレイカーがあそび場を開くと、こどもだけでなく、子育て中の親御さんも、ご高齢の方も、自然と集まってきます。その場に「たのしい」と「安心」が満ち、地域を動かす原動力になっていく。そんな瞬間を何度も目にしてきました。
こんな光景が、全国のいたるところで生まれたら。
想像するだけで、少しわくわくしませんか。
だから私たちは、「あそび with ALL」を立ち上げます。
プレイカーに挑戦しようとする方々の第一歩を支え、平時も災害時も、日本中でプレイカーが走る社会をつくりたい。
そして、こどもたちが生まれながらにもつ「あそぶ権利」が、あたりまえに守られる未来を実現したい。
どうか、この挑戦に力を貸してください。


