今日はWEのお誕生日です!〜WEのはじまり
2020/6/4 19:09
6月4日、今日はウィメンズアイ7周年のお誕生日です!
あの日からもう7年。スターティングメンバーはみんなそのぶん、年を重ねました(写真が、若い!)。そして、新しい仲間たちも加わりました。
事務局スタッフとしてWEに加わったあとにそれぞれのスタートを切っていったみんなも、宮城だけでなく、岩手や、鹿児島や、長野、それぞれの場所で元気にしているかな。
ボランティアやプロボノ、ご寄付、クラウドファンディング、助成金、心理的支え、活動の相談に乗ってくださった方々、あらゆる形でこれまでWEを応援・サポートしてきてくださった方々に感謝を伝えたいです。
ありがとうございます!
前身のRQ被災地女性支援センター(RQW)が震災直後の2011年6月1日に発足。国内外で長年、災害支援活動に関わってきたNPO法人日本エコツーリズムセンター代表(当時)の広瀬敏通さんから、「災害弱者」支援の中長期的な活動が必要で、そこでは女性がキーになるという言葉があったのがスタートでした。初年度に代表・広瀬さん、副代表石本めぐみ。次年度は石本めぐみが代表につきました。
そして、2013年6月4日に、RQWを解散し、大事にしてきた「女性のまなざし」を団体名に冠しNPO法人ウィメンズアイ(略称WE:ウィ) を立ち上げたのでした。社会を変えていく風を被災地から女性たちと共におこしていく小さな決意を込めました。
呼びかけの言葉は、「女性のまなざしをいかして、しなやかな社会を」
いのちと暮らしをみつめ、災害の時にも負けない地域のレジリエンス(しなやかさ)を平時から備えていくために、女性も男性もともに力を持ち寄る未来を思いました。
そう、レジリエンス(押しても戻る力)、という言葉をよく使っています。心理学の分野では、心が回復する力のこと。地域社会にもレジリエンスが存在します。
当時行なっていた編み物教室の編み地に例えて、レジリエンスのイメージを膨らませていました。編み物をするという行為自体が心を次第に回復させていく様子を見てきたことも、通奏低音のように響いていました。
日常の中に存在する編み地のような人と人とのネットワークが、みんなを包み込み広がりのあるものとなっていけば、非日常の時にも力を発揮するはず。
その編み地=レジリエンスは、人がつくり出すもの。
暮らしに根ざした地域社会のレジリエンスを支える担い手たちが、つぎつぎ生まれる社会になるにはどうすればいいのだろうと思った時に、私たちに「何かしたい」とこっそり耳打ちしてくれた、あの女性たちの声を思いました。この声こそが鍵なんだと確信しているから、活動を立ち上げ、ここまで続いてきているんだなと思います。
そんな女性たちが誰はばかることなく、自分たちの場所で、自分らしさを発揮して、いきいき元気に活躍できる。そんなビジョンをぜひWEと一緒に形にしていきませんか。
ぜひ、マンスリーサポーターになって、これからの私たちを支えてください。
(塩本美紀)
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