WEスタッフ自己紹介〜中島綾子
2020/5/18 18:25
はじめまして。ウィメンズアイスタッフの中島です。
私はほかのウィスタッフとは少し違い、途中からウィに仲間入りした一人です。
埼玉出身の私は、震災当時大きな悲しみの中にいました。
東京の通信会社で働き、それなりに生きていました。そんな日々がある日崩れました。
震災の前年、親友が自ら命を絶つという出来事があり、悲しみに暮れているときに起こった震災。そして悲しみ癒えぬ翌年あとを追うように、また一人親友と呼べる人がこの世からいなくなってしまいました。
悲しみ尽くしたころ「この命を何かの為に、誰かのために使って生きていかなければ」と強い思いが生まれ、その気持ちに駆り立てられ被災地に行こう!と思い、会社を辞め飛び出しました。そんなきっかけで出会ったのが南三陸町でした。
南三陸にきてからは自分の価値観と人生が180度変わりました。
生きる力の強さとありのままを受け止めてくれるこの土地のおおらかさに魅せられ、この町が大好きになりました。そして、出会った人々や自然から学んだ一番大きなことは「生きていることが奇跡。だから生きているだけで心から幸せ。」というすべてに対する感謝でした。
ある日いきなりそう思ったわけではなく、ひとつひとつ階段をのぼるように目が覚めていきました。そこにウィとの出会いもあります。
たまたまウィと縁があり、スタッフとして働かせてもらうことになりました。私にとっては自分の世界を広げ、いろんな経験を積むための修行のような気持ちだったので、私はウィのメンバーというより、働きながら学ばせてもらっているという感覚でした。(なので、なんとなく外から目線。身内贔屓に聞こえるかもしれませんがお許しください)
勤めて3年、(自分では)大きく成長させてもらったと感謝しています。
一番の成長は「自分を信じること」「ありのままの自分を認めること」でした。
そうなるまでの階段をウィやウィを介して出会った女性たちが教えてくれました。
自己肯定感が低く、チャレンジする前から色んな事をあきらめていた私が、チャレンジしてもいい、失敗してもいい、どんな自分でもいいとありのままを受け止められるようになりました。かけがえのない仲間もたくさんできました。
そして、一歩踏み出せずにいる女性は私だけではないという事に気が付きました。
今、私の心からの願いは、同じ悩みを持つ女性がつながり、ともに学び合い、エンパワーされていく機会が世の中に増えることです。今出会っているのはまだ、この東北被災3県で出会った一部の女性たちにすぎません。この素敵な経験をもっとみんなに!と思いこのキャンペーンを企画させてもらいました。人生を変えてくれたこの地域と社会とウィへの恩返しがしたいです。でも私の力だけではどうにもできません。
私だけではなく、もっともっとたくさんの女性がしあわせになれるように!自分の人生を安心して歩めるように、ぜひ、みなさんのお力を貸してください! どうぞよろしくお願いします。
(中島綾子)
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