この週末のこと〜麦刈りのかたわら、南三陸でのこれからの活動を考えていました
2020/6/28 23:53
キャンペーンも、日、月、火、あと3日になりました。これまで応援してくださったみなさんに、感謝の気持ちでいっぱいです。ほんとにラストスパートのいま、感じている気持ちを書いてみました。
昨日、昨年11月5日に種まきした麦を収穫しました。
今年は麦が豊作。黄金色の穂がパンパンに膨らんでいました。しばらく、はせかけ(竿に掛けて天日干しすること)して、麦を乾燥させます。秋に新麦のパンを焼けるのがとても楽しみです。
さて、今日はパン・菓子工房ouiの「里山の小さな小さなパンまつり」でした。毎年、工房の利用者たちでパンをつくり、小さなマルシェを開いていたのですが、今年は、コロナ感染拡大予防から、事前予約制のさっと買って帰る形式で開催しました。刈り取ったばかりの畑の前で、予約して下さったお客様を待ちながら、これからの活動のことを考えていました。
ここにいると、人よりも鳥や小さな生き物たちの姿が観察できて、この地球が人間だけじゃなく、多くの生き物と共存していることを実感させてくれます。
新型コロナウィルスの感染が拡大しはじめた3月頃からウィがこれまで行ってきた人を沢山集めるようなイベントはできなくなり、緊急事態宣言下では、少人数の活動も自粛して休みになりました。今月に入り、ようやく学校が始まったり、公民館が開いたりして、人の移動も活発になり始めました。それでも先の見えない不安がいまも私たちの社会を覆っている中で、ウィルスに敏感になりすぎていつも不安な暮らしを続けるのではなく、いまここで暮らす自分を大事にしたいと思っています。
自分を大事にすることは、簡単なようで難しい。
今日私が静かな時間を過ごす中で見えてきたものがあるように、まずは、自分のための時間をつくることから、カラダの声に耳をすませてみたり、自分はイライラしているのか、怒ってるんじゃなくて本当は悲しいんじゃないかと自分の感情に共感してみたり。頭ですぐ理解しようとせずに、わからないこともあいまいなままただ感じてみる。効率重視で、急いで生きているとそんな時間は無駄か、そんな余裕さえないない日々を過ごしている人もいるかもしれません。でも、これからの不確実な社会を生き抜いていくために、身体と心のすこやかさを大事にしてほしいと思っています。
女性のエンパワーメントを軸にした活動をしている私たちウィですが、自分らしく活躍したいと願う人たちが前を向いて進む時だけではなく、立ち止まって休息をとる時も大事にしたい。一緒にローカルでの持続可能な暮らしを作っていきたいと思っています。
これまで、南三陸町で開催してきた女性のための「すこやか講座」(ヨガ、心と体の講座、更年期講座、カラダにやさしい食の講座etc.)は今開催できないことの一部を、オンライン講座として少しずつスタートさせています。Facebookでイベントを立てていきます。こんな時だからこそ、自分を大事にすることを忘れないでほしいです。
(栗林美知子)
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