医療と社会をつなぎ、当事者の声を未来へ届けるFineの歩み
2026/1/28 13:52

不妊・不育というテーマは、医療の進歩だけでは解決できない、極めて人間的で社会的な課題です。
治療の選択や結果のいかんにかかわらず、当事者一人ひとりが抱える葛藤や不安、孤立感に、誰がどのように寄り添うのかが、常に問われてきました。
NPO法人Fineは、20年以上にわたり、不妊体験をもつ当事者の声に真摯に耳を傾け、ピア・カウンセリングをはじめとする独自の支援を通じて、医療と社会の間に確かな橋を架けてこられました。
その活動は、単なる支援にとどまらず、当事者の経験を「知」として蓄積し、社会へと還元する先駆的な取り組みであると高く評価しています。
とりわけ、不妊ピア・カウンセラーを自ら育成し、継続的に支援の質を高めている点は、国内外においても類を見ない重要な実践です。
Fineの存在は、医療者にとっても、当事者理解を深めるうえで欠かすことのできないパートナーとなっています。
Fineがこれからも、当事者の尊厳と選択を大切にしながら、医療・行政・社会をつなぐ役割を果たし続けることを、心より期待しています。
福島県立医科大学副学長
慶應義塾大学名誉教授
吉村 泰典
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