1985年から始まった、終わりのない「恩返し」の旅
2026/3/19 20:15

皆さま、いつも温かい応援をありがとうございます。代表理事の浦崎です。
マンスリーサポーター募集キャンペーンが始まり、多くの方から「なぜサモアなの?」というご質問をいただきます。
本日は、私がサモアと出会い、ルマナイサモアを立ち上げるに至った40年前の物語を、設立当時のブログから再編してお届けします。
私たちの「原点」を知っていただければ幸いです。
1985年、小さな島での大きな出会い
私が初めてサモアを訪れたのは、1985年のことでした。きっかけは青年海外協力隊(現・JICA海外協力隊)への参加です。
正直に言えば、当時はボランティアへの高尚な志があったわけではなく、「外国に住んでみたい」という好奇心が動機でした。
派遣先は、首都にある島唯一の病院。
サモアで2年間歯科治療を行いながら、現地に住み、友人になったサモア人とともに生活をするなかで、サモアの生活や文化を知ることができたことは本当に大きな経験でした。
歯科医師としての経験以上に、いろいろなことを考えさせられる、何物にも代えがたい時間となりましたが、それは日本に帰り、時間が経てば経つほどより強く感じるようになりました。
25年の時を経て、再び動き出した歯車
帰国して日本で歯科医院を開業してからも、サモアは私のライフワークとして心の中にあり続けました。
しかし、日々の忙しさの中で具体的な行動を起こせずにいたある日、サモアの友人が日本を訪ねてきてくれたのです。
2012年、実に25年ぶりにサモアを再訪しました。
かつての同僚や友人と再会し、抱き合った時、私の頭に浮かんだのは「歯科予防を通してサモアのために恩返しがしたい」という一点でした。
そこから毎年サモアを訪れ、個人での歯科活動が始まりました。
その中で出会ったのが、ルマナイサモア創設メンバーの一人である氏原です。
当時サモアで教育隊員として活動していた彼から「NGOを作ってはどうか」という提案を受け、2018年12月、ルマナイサモア(Lumanai Samoa:サモア語で「未来」の意)が誕生しました。

「助ける」ではなく「共に創る」
よく「サモアで活動なんて大変ですね」と言われますが、私にとって異文化に身を置き、サモアの人々と活動することは、楽しみであり、生きがいです。
私たちの活動の原動力は、かつて私がサモアで受け取った数えきれないほどの親切に対する「恩返し」です。
「援助」や「支援」といった言葉にあるような上下関係ではなく、サモア人と共に問題を見つけ、解決策を探っていく。
その姿勢こそが、ルマナイサモアの揺るぎないアイデンティティです。

2026年、個人の情熱を「社会の力」へ
2018年の設立から8年、私たちは本業の傍らコツコツと活動を続けてきました。
サバイイ島のサイピピ村では、歯科予防活動によって「むし歯ゼロ」の子どもを3割から8割へと劇的に増やすことができました。
そして今、この成果を「サモア全国」へと広げるため、私たちは一般社団法人として新たなステージに立っています。
これまで私が個人的な「恩返し」として漕いできた小さなカヌーは、今、たくさんの仲間を乗せた大きな船へと進化しようとしています。
サモア政府と対等なパートナーとして、10年、20年先も続く持続可能な仕組みを創る。
そのためには、個人の情熱だけでなく、皆さんと共に歩む「コミュニティ」の力が不可欠です。
共に船を漕ぐ「40人の仲間」を募っています
今回のキャンペーンでは、40人のマンスリーサポーター(乗組員)を募集しています。
おかげさまで、3月19日現在、すでに35名の方が船に乗ってくださいました。
かつての私がそうだったように、「サモアに興味がある」「何か自分にできることを探したい」という動機で構いません。
あなたの想いを、私たちがサモアの現場で形にします。
サモアの未来(ルマナイ)を共に創るパートナーとして、ぜひ私たちの船に乗っていただけませんか?

シップビルダー(船大工)サポーター:月額 1000円
1,000円
サモアへの航海(支援活動)を続けるために、荒波に耐えうる丈夫なカヌー(団体の基盤)を一緒に作っていただくプランです。 例えば、月額1,000円のご支援で、サモアの子どもたち約60名にむし歯予防プログラム(フッ化物洗口)を1年間実施することができます。
(※写真はイメージ画像です。)

パドラー(漕手)サポーター:月額 2000円
2,000円
私たちの船を前に進める(支援活動の実行)ための推進力を与える役割を担っていただくプランです。 例えば、月額2,000円のご支援で、現地の小学校の先生30名に、算数の指導力を向上させるための教員研修1回行うことができます。
(※写真はイメージ画像です。)

セーラー(風を操る人)サポーター:月額 3000円
3,000円
船をさらに加速させ、活動をサモア全国へと広げるための風を操る(セーラー)役割を担っていただくプランです。例えば、月額3,000円のご支援で、算数セットなどの子どもたちの学力を向上させる学習用具を40人の子どもたちに届けることができます。
(※写真はイメージ画像です。)

タウタイ(航海長)サポーター
5,000円
航海(活動)全体の安全を見守り、ルマナイサモアという船を正しい目的地(未来)へと導く航海長(タウタイ)として、挑戦を全面的に支えていただく役割を担っていただきます。 例えば、月額5,000円のご支援で、むし歯予防プロジェクトを全国に広げるための現地スタッフを1名雇用することができます。


