こまちカフェの赤字が続く可能性があっても開店しつづける意義
2020/3/6 15:53
3月6日15時時点で、49名もの方にご支援をいただいております。本当に本当に、ありがとうございます。
2月25日以降の経緯や、この決断に至ってからの話し合い、スタッフで共有してきた事項を記します。
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■2月27日夜、スタッフの出勤希望を確認
新たに、政府から「全国の小中高 臨時休校要請」方針が発表されたのを受け、即スタッフ内で連絡を取り合いました。
こまちぷらすのスタッフは約50名。
未就学児から学齢期・高校生の子どものいる家庭が多いため、事業部のリーダーから、スタッフが何名出勤できるかを確認。
キッチンやカフェのスタッフが出勤できなくなると、カフェを開店することも難しくなります。
と同時に、出勤したいスタッフは出勤できる体制を、在宅勤務が可能なスタッフは在宅での、勤務体制の準備をしました。不安や混乱が大きくなる中、スタッフの希望する働き方を制限するのではなく、できる限りその人の希望に沿った形での就業を継続。「しばらくお休みすることを希望」「在宅で継続」「今まで同様の勤務を希望」…など。
また、カフェの予約を限定することによる収入減に伴い、キャッシュフローについての計算・話し合いを始めました。
カフェを開けていても、予約を限定していては毎日赤字になる。
そんな中でも続ける意義はあるのか、と考えた結果、閉じこもって育児をしている人が少しでも息抜きができるように、カフェという場でなくてもいつものランチをお届けすることで少しリフレッシュになるように、と考え継続を決定しました。
同時に、それ以外にできること、いつもと違う生活をしている人に対してできることを考えました。
◆私たちにできること
①スタッフやパートナー(※)さんの子ども達向け「寺子屋」~
※こまちカフェ・こまちぷらすのさまざまな活動に、ご一緒していただく登録制のボランティアさんのこと
低学年で、お留守番が初めてのお子さん達もいるかもしれないので、顔のわかる範囲での「寺子屋」的なことをしよう。例えば、会社からリモートワークを推奨されたけれど家ではなかなか集中できないパートナーさんや、こういう時期だからこそどうしてもいかないといけない職種の方向けに、カフェの空きスペースや事務所を一部開放することを決めました。
(→3月2日(月)、横浜市は3日から13日の休校と、低学年の緊急受け入れが決定。スタッフ向けに、低学年以外でも事情のあるご家庭の受け入れは可能な旨周知。)
②空いている時間帯(10:00-10:50、14:00-17:00)と空いているイベントスペースで企画をどんどんたてよう!
行ける場所がなくなると、外に出られない家庭はどうなるだろう…と考え、まず、パートナーさんに聞いてみました。
「こんなとき、どんなことがこまちができたらいいな、あったらいいな!って思いますか?」(・感染拡大しないこと・社会との隔絶感がなく笑顔が増えること・パートナー・スタッフの皆さんの安全が確保できること・ちょっとこまちへの収入大幅ロスのリカバーにもつながることだったら更にすてき、ということを踏まえて)
そこでたくさんのご意見をいただき、スタッフも同様に企画を出し合い、あっという間に10を超える案ができあがりました。その一つがこちらです。これから継続していきます。
〇おうちでできるおもちゃづくり(Facebookページにリンクしています)
③動画配信の開始
こまちカフェのFacebookで、この日から動画の配信を始めました。初日、声が入っていないトラブルがあったにも関わらず、「いつもの笑顔に涙が出ました」「こまちの皆さんがいつも通りなのを見て、私もがんばろうって思えました」等Facebookやお電話等で連絡をいただきました。
皆さんからの反応に、私たちらしい発信を続けていこう!と思い、逆に勇気づけられました。
こまちカフェFacebookページ▼
https://www.facebook.com/comachicafe/
また、お弁当の必要そうなお店を1軒1軒まわってお願いしました。そして、きっと私たち以上に新型コロナウィルス対策で困っている人はいると思うけれど、今まで通り運営を続けていくことは難しそうであること、スタッフの希望の働き方を尊重しながらイレギュラーな体制を皆にお願いしていくこと、報告会の多い中でのイベント縮小・中止… そんな中で私たちが「寄付のお願い」をしてもよいか、するべきなのか、とてもとても悩みましたが、3月2日(月)より寄付ページの構築を始めました。
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