【応援メッセージ】ラグビーがつなぐ伝承の絆/スクラム釜石理事・早川弘治さん
2025/12/12 09:46

ラグビーを通じて釜石と広島をつなぐ、スクラム釜石理事・早川弘治さんからメッセージをいただきました!
ラグビーワールドカップ釜石開催に尽力され、現在は広島で活動されている早川さん。「平和教育」が根付く広島の子どもたちを釜石に連れてきて、ラグビー交流をしたり、防災学習の機会を作ってくださったりしてくれています!
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夢団に関わる皆様
皆様の継続的な活動、いつも感心、応援しながら拝見しております。私も2011年、東日本大震災を機にスクラム釜石として「東北震災復興はラグビーと共にあり!」を信じて活動、2019年には関わる全ての皆様の力でラグビーワールドカップ釜石開催を迎えることができました。
釜石鵜住居復興スタジアムという我らの聖地に参りますと、あの声援とざわめきと共に、2011年の忘れてはならぬ記録が胸に去来します。
その忘れてはならぬ記録を夢の舞台で語り継ぐみなさんの使命感、覚悟、ひしひしと感じます。
私は2019年から広島に転勤。2020年から広島にて中学生のラグビースクールのコーチをすることに。小学校高学年&中学生生徒のラグビーに関わる自信や誇りを深めてもらいたいと思い、震災を経てラグビーワールドカップを開催した釜石に希望する生徒を連れて来ることを続けています。
さて、広島の生徒達。
8/6は広島市の生徒はみな学校に向かいます。朝の8時15分にはサイレンが街に響きます。
生徒たちは戦争、そして自分たちの住む街に原爆が落ちたという記録を学びます。彼らは自分達が広島に生きることの意味、人の命の大切さ、戦争の悲惨さを学び感じているようです。
広島から釜石に来た生徒たちも、震災の悲惨さ、多くの命を失った事実、そして生きるために逃げたこと同世代の生徒の勇敢さを感じていました。
ある生徒は釜石で見聞したことをまとめ学園祭での弁論大会で発表をし、震災の際は迷わず逃げること、自分がその先頭に立つことを宣言いたしました。
普段はそんなことすら気にしないほど平和な日常のなかで、自分が見た、経験したことではなくても、聞いて感じたこと、それを自分の言葉で語ること、これが伝承なんだなと改めて思いました。
改めて夢団のみなさん
正直、平和の中で暮らしてる私には平和を願う気持ちは心底はわかりません。 しかし、平和を言葉にし繋いでいる皆様にはとても大事な意味があります。 なぜならきっといまの平和はまたいつか自然が破きにくるでしょうから。
そのときに語り継いでいる皆様の存在が大事だったと気づく時がくるでしょう。
その日を大切に皆様を応援したいと思います。 ぜひ誇りと使命を持って語り継いでください。
スクラム釜石理事 早川 弘治


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「体験していなくても、聞いて感じて、自分の言葉で語る」こと、自分たちが目指している「災害伝承」の姿そのものだと感じながらメッセージを読ませていただきました。
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