外国人であることやアフリカ出身であることによる偏見、差別、カルチャーショックなどにより、様々な困難を抱えている在日アフリカンの方々が、日本で笑顔で過ごせる環境をつくります!
現在日本には16000人以上の在日アフリカンの方々が生活をしており、活動を続ける中で、彼らが心身的ストレスや経済的に多くの悩みを抱えながら過ごしていることが分かりました。
今年度から本格的に「在日アフリカン」の方を対象としたプロジェクトを行うことを決定し、彼らの課題を解決するプロジェクトをスピード感を持って進めていくために、応援してくださるマンスリーサポーター100名を募集いたします!
みなさま、どうぞご支援の協力よろしくお願い致します。
ストーリー
日本に住むアフリカンの人々に寄り添うために
今年から本格的にスタートした在日アフリカンの方を対象としたプロジェクト「ジャパンホームステイ」や、彼らの悩みを解消するプログラムや事業を実行し、軌道に乗せるために寄付が必要となります。そして、私たちが取り組む課題は、私たちだけでなく、在日アフリカンの方々が暮らせるために日本の人々の意識を変えていくためには、みなさんのお力が必要です!
そのために100人のマンスリーサポーターを集め、月7万円の活動資金が必要です。そのためのご支援とご協力をよろしくお願い致します!
在日アフリカンの人々への偏見や差別をなくしたい
みなさんは日本で暮らす在日アフリカンは何人いると思いますか?
16000人です。彼らは日本に希望をもって、移住してきました。しかし、現状は偏見による差別的な言動によって悩まされる在日アフリカンの方々がいます。言語や文化のちがいにより、日本人とのコミュニケーションがうまく取れないという課題もあります。
私の知人の話ですが、
「私は現在日本で看護師として働いていますが、日々アフリカ人として苦労しています。
例えば、通勤の際に電車やバスで常に見られたり、私が日本語を理解していることも知らずに、どうどうと悪口を言ったり、差別的発言をたくさん言われ傷付けられることもたくさんあります。」
また、在日アフリカンの方にアンケートをとったところ、10人に1人が差別を受けることが最も辛いと答え、42%の人たちが日本の友人を作るのが難しいと答えています。
同じ人間であるはずなのに、なぜこういうことが起きてしまうのだろうか?大好きなアフリカのために、日本に住んでいる彼らのために、もっとできることがあるんじゃないだろうか?
そんな思いから始まったのが「ジャパンホームステイ」というプロジェクトです。
なぜ解決しなければいけないのか?
彼らにとって上記のような課題を抱えたまま日本で過ごすのはとても大変であるからです。
日本側から考えても、これからアフリカと学び合い共に成長する対等な関係性を築く必要がある中で、まずは日本にいるアフリカンの方々ともっと密な関係をつくっていく必要があります。
寄付という形で、みなさんとともに変えていきたい
在日アフリカンの抱える課題は、AYINAのメンバーだけでなく、日本の多くの方々と一緒に解決していく必要があります。お金をいただくだけの支援ではなく、プロジェクトを共に進める仲間が必要です。みなさんのお力をいただきながら、AYINAが最前線でこの課題解決に取り組んでいきたいと思います!
この先の事業の展開がどのようになっていくのか?
最終的には日本にいる或いはこれからくる全てのアフリカンの方々がアクセスできるプラットフォームをつくり、現在実施中のジャパンホームステイや悩みを解消するコンテンツを利用できるようにします。そのために2020〜2021年は16000人以上いる在日アフリカンの方々に対しての支援活動に力を入れていきます。
事業から生み出せるインパクトはなにか?
近年、ABEイニシアチブにより5年で2700人のアフリカ出身者を受け入れて現地の経済発展に貢献する人材に育てるといったように、日本はアフリカとの関係性に力を入れています。そのため今後も日本に多くのアフリカ出身者の方が来られますが、以前からある在日アフリカンが抱く不安や悩みが解消されていないので、ここを解決することにより、彼らが日本にとって良い印象を持ったり、多くの日本人と強い関係性を持つことで、日本とアフリカ双方の発展と平和的友好に貢献できると考えます。
代表メッセージ
NPO法人AYINA創始者であり、代表理事のゾマホン・スールレレと申します。
ベナン共和国出身で、アボメカラビ大学を卒業したのち、国費留学(日本政府提供)として来日し、山形大学大学院修了後、日本の会社で5年間働きました。
日本とアフリカ、どちらも見て感じたことがあります。
日本に大学生として生活していた時も、日立製作所に入社し働いていた時も、目の前にベナン人の自分がいるのに
「アフリカは街中にライオンがいるの?」
など本当のアフリカのことをあまりにも知らなすぎる質問が多かったし、そもそも僕ののことを野蛮人そのものとしてみてるなとわかるような対応をされました。
その悔しさを力にしてAYINAを設立し、みんなでこの環境を変えていこうと決めました。
1つ目は「日本とアフリカをつなぐ」ことの必要性です。これまでの歴史やメディアの発信する情報などが原因で生じる差別や偏見を解消することで、両国にとって豊かになれる関係性を築けると思っています。
2つ目は「アフリカ人によるアフリカ(Africa by Africans)」の重要性です。グローバル化によりアフリカの経済発展の主役が外国人になっている状況があり、本来その土地に住む人たちが脇役になってしまっているのです。私たちは現地の人たちが中心となるアフリカを目指しています。
弊団体はこの2点について、特に人を繋ぐ事業をメインにおこなってきました。これまで重視してきたのは、まず「日本とアフリカを繋ぐ」こと。アフリカホームステイや日本での活動はこちらにあたります。そして次はいよいよ「アフリカ人によるアフリカ」を目指し、ジャパンホームステイを皮切りにアフリカンの方向け事業を活発にしていきたいと思っております。
私たちは人と人をつなぐことで、上記の課題を解決していく活動を行なっていきます。ぜひ皆様の温かいサポートをお待ちしております。
これからの活動ビジョン
彼らはさまざまな立場で日本にいますが、中には経済的にギリギリの状態で来日された方、心身的なストレスを抱えている方も多くいます。特にそういった方々への支援を行います。
具体的には各地でのジャパンホームステイや在日アフリカンの方との交流会、彼らが生活・仕事をしていく上で必要なリソースを得られる機会やサービスを提供していきます。
これにより在日アフリカンの方々の生活満足度の向上と、日本人のアフリカに対する学びや理解を深めます。
また、上記の活動を活性化させることで2015年から行なっているアフリカホームステイやアフリカ自国で活動をする現地の人たちへのサポート活動も促進できると考えています。
AYINAの活動について
「アフリカホームステイ」
アフリカに渡航される方に、ホテルではなく現地の家族と生活をすることで、その国の文化を体感し、ホストファミリーと家族の一員のような関係を築けるプログラム。それにより、現地の人からの学び、彼らがほんとうに抱える問題、帰国後にもっと真剣に関わり方を考えられるような効果がある。2015年から合計12カ国で開催可能となり70名以上が参加。
「ジャパンホームステイ」
アフリカ出身の方々に日本をもっと知ってもらう、好きになってもらうためのプログラム。現在は在日アフリカンの方に向けて在住エリアとは別な場所でホームステイや交流会などのを通じて新しい体験や出会いを生む。2020年からスタートし、今後は全国各地で開催やアフリカ在住の方にも参加できることを目指す。
「アフリカ出張授業・講演活動」
弊団体の代表ゾマホンや副代表内藤をはじめとしたAYINAメンバーによる活動で、出張授業は小学生~高校生の方々を対象に、講演活動は広く大学生から社会人の方々以上を対象に行う。
具体的には秋田県立横手清陵学院高等学校でのアフリカ×SDgs出張授業、山形大学米沢キャンパス開催シンポジウムでのAYINA×SDGs×研究ポスター発表、副代表内藤の講演会(於:拓殖大学、JICA等々)等述べ20回以上。
出張授業では、学生さんたちにアフリカの知られざる側面をお伝えすることで、偏見を早いうちから取り除くことを目的とする。
講演活動の対象は全ての世代の方で、アフリカについてどんな分野・視点からでもいいので興味をもっていただくこと・知っていただくことが目的。
「アフリカ交流イベント」
国内ではさまざまなタイプやターゲットを対象としたアフリカを感じられるイベントを開催。
アフリカフレンドシップパーティーでは、アフリカ音楽に触れたい方、アフリカ好きと繋がりたい方、アフリカになんとなく興味の湧いてきた方などを対象に、ゲストの在日アフリカンズの方を中心に交流を行う。
過去には埼玉県狭山市を会場とした「アフリカンフェアin狭山」を4年連続オーガナイザーとして共催。山形県東根市で毎年開かれている「さくらんぼ種飛ばし大会」にてアフリカブースを2年連続出展。山形県米沢市では高校とコラボレーションをしたアフリカ文化体験イベントや山形・横浜でのアフリカ映画祭イベントでの出展経験あり。
「アフリカヨーグルトプロジェクト」
現地NGOがあるAYINAベナンとの共同プロジェクトで、現地の方が社会問題を解決するために起業する資金をクラウドファンディングで集めスタート。124名の方がご支援いただき、昨年からヨーグルト生産が開始。現地産業の発展と雇用の増加を目指す。
「アフリカ孤児院プロジェクト」
現地NGOがあるAYINAベナンとの共同プロジェクトで、政府からの立ち退き命令に負けずに活動する子ども達のための現地人が運営する「自立できる孤児院」をサポート。これまでに日本人ボランティアを7名、クラウドファンディングで昨年子ども達に初めてのクリスマス会を開くことに成功。