2025年11月14日(金)〜16日(日)、日本最大の淡水湖・琵琶湖を舞台に「第8回環境シンポジウム」を開催します。
三井寺(園城寺)を中心に、琵琶湖流域の地形・地質・歴史・文化・水環境を多面的に捉え、「風土の再生」をテーマに討論・現地調査・体験を行います。
琵琶湖流域は、淀川として京都・大阪・兵庫へとつながる、日本の“生命の水脈”。
その要の環境が失われつつある今、流域のすべての人が“自分のこととして考える”きっかけをつくりたい──
そんな思いから、本シンポジウムを開催します。
ストーリー
杜の財団と「大地の再生®」について
一般財団法人 杜の財団は、造園技師・環境再生医である矢野智徳を中心に、40年以上にわたり全国各地で環境再生に取り組んできました。
掲げている3つの目的は以下のとおりです:
- 各地域の切迫した環境問題に対し「大地の再生®」を提案・実践する
- 人材・知財・地財を次世代へつなぐ
- 大地の再生技術を研究・実用化し、各地域の風土の杜づくりに資する
山から海までつながる流域全体の循環を回復させ、自然と人がともに生きられる環境を育む。
そんな取り組みを全国で続けています。
今回のシンポジウムで目指すこと
琵琶湖流域という“日本の心臓”のような環境から、自然と人との共生を学び直し、これからの社会をどう設計し直すかを考える機会とします。
3日間を通じて、地形・地質・歴史・文化・水環境・市民科学など、異なる視点をつなぎ合わせ、「風土の呼吸を取り戻す」ことを目指します。
とりわけ、三井寺という“流域の節”を舞台に、実践と議論を重ねながら「風土の再生」を具体的に描き出します。
なぜ寄付が必要なのか
シンポジウムの開催には、登壇者やスタッフ、機材、会場など、多くの準備と基盤的な費用がかかります。
そのすべてを参加料だけでまかなうのは難しく、皆さまのお力添えが欠かせません。
特に今回は、三井寺境内および琵琶湖周辺という特殊な環境での開催となるため、現地準備・交通・記録などの費用が増加しています。
皆さまのご寄付が、流域の未来を支える現場の力となります。
ご寄付の使いみち
ご寄付は、シンポジウム開催に不可欠な基盤経費に充てさせていただきます。
- 講師謝礼・交通費・宿泊費
3日間にわたり実践知や研究成果を共有いただく登壇者への謝礼と移動・宿泊の実費です。
- 配信・記録
当日の配信・記録体制を整え、現地参加が難しい方へのオンライン環境を提供します。開催後はアーカイブ動画も共有します。
- 会場費・運営(備品・事務含む)
三井寺・大津市内施設の会場費、貸切船利用料、運営備品や事務経費など、イベント全体を支える基盤費用です。
ご支援いただいた方への御礼
ご希望の方は、開催後に公開する活動レポート(杜の財団ウェブサイト)にお名前を掲載させていただきます(匿名可)。
最後に
琵琶湖は、淀川を通じて関西全体の生命を支える“水の母胎”です。
その呼吸を取り戻すことは、私たち自身の未来を取り戻すことでもあります。
どうか、風土再生の輪を共に広げる仲間として、この活動を応援してください。


