
8/26(火)Ghongaria/Bataspur村の状況視察・Bataspur/Ghongaria村350名への支援継続を決定しました。
₹28,000=¥47,142を活用します。
本日ヒンドゥー教のお祭りごとがあり、信仰心の厚い女性は断食をするという風習がある日です。それにより、50名の女性は本日食べないため、支援を実施しないという背景にていつもより50名少ない支援人数となります。
外部の人間としては健康のために「食べてくれ」といいたいところです。
しかし、精神的な文化・風習によって心が保たれ、秩序が保たれ、これもまた集団として生きながらえて行く上で重要な宗教文化・社会文化です。
当然、この人間の在り方を外からきた人間がいきなり壊して言い訳がありません。実際には資本主義に侵されつつはありますし、私個人としては女性だけ断食(させる)するのはなんで?変じゃないと思いますが、それは私が近代以降の個人主義史観にとらわれているからでしょう。そう自覚しつつもできれば女性だからというのは外して欲しいと思いますが。
私自身が東大で宗教学を専攻した最大の理由は「宗教が自殺予防に果たせる役割」だったことを思い出します。
いずれにせよ、村の方は自身の家の瓦礫撤去と魚や動物を捕まえて食料をどうにか調達することに今日も1日過ごすという状況です。
急に亡くなった人の身体が上流から流れてくるのをただ眺めてやるせなくこともあると言います。
感染症にかかり、病に犯される我が子を見て悲嘆しながらも生きて、食べて、明日に向かうために今日も必死な村の方に食糧支援を、皆様おひとりおひとりのご支援を活用しながら届けていきます。配布した家の補強材のおかげで流されずに済んだ家もあります。命が関わることであり、聞いたことがないくらいお礼を言ってくれています。
現地の社会活動家であるNikeshさんやPankajさんの疲弊も厳しく、私へ様々な不満、不安、恐れ、要望を吐き出しています。私が外部の人間として、ある意味逃げ場を持っている人間として、そのような捌け口にもなりつつ、彼らの体調にも気を配り、”必要”がある限りはこの緊急支援活動を継続していきます。
引き続きのご支援のほど、よろしくお願いいたします。
余談ですが、私は人生で初めて神に祈りました。神存在を分析するような学問に取り組んでいた私にとっては正直信じられないことですが、もうこれ以上被害をうむような大雨はやめてくれと神に祈りました。
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10家族50人への支援
50,000円
10家族分50人への食料、家の補強資材の支援です。
写真は今年洪水被害があった村で新しく建てられた家の様子を代表理事福岡が撮影したものです。
セメントが入っている袋などをかき集めて作られています。