8/22(金)Bataspur村の状況視察_食糧支援を実施しないことを決定
2025/8/22 12:48

8/22(金)Bataspur村の状況視察し、食糧支援を実施しないことを決定しました。
本日7時から2時間ほど村での聞き込みを実施しました。
昨日から別の都市に出稼ぎに若者は旅立ち、また建設現場での仕事が少しずつ開始しており、1日8時間働き、400INR(700円ほど)を稼ぐ機会が増えてきました。
もちろん十分な稼ぎとは到底言えませんし、毎日あるわけではなく、大雨が降ればまたなくなります。
ただ昨日、今日働ける状況であれば食糧支援をせず、怠惰を助長しない姿勢を徹底していきます。
ほとんどの人が顔色良くいつもありがとうと声をかけてくれています。ただその中に「赤ちゃんが食べられないからご飯をくれ」と言っている人もいます。ただ、その赤ちゃんはご飯を食べられる年齢ではありません。純粋に物乞いをしているのです。このような光景は都会でも多く見られ、あげる側にも責任があります。
私たちはその責任をしっかりと受け止め、本日は必要ではないと判断しました。
食料とは関係ありませんが、子供2名が亡くなりました。増水した川を渡ろうとしてそのまま流されてしまいました。10歳ぐらいの子供と5歳ぐらいの子供です。悲しみにくれ、悲嘆しています。
今日はナレンドラ・モディ首相がブッダガヤに来るので活動はしません。交通規制が多く、また村の人も多く見にいくので止めます。
首相が来ると仕事が増えるので感謝する人が多くいます。
首相が来るタイミングで空港まわりや道、訪れる会場を”きれいにする”ために建設や掃除など大急ぎでやるためその仕事が増えるのです。
当然首相がいなくなればその仕事はなくなります。それでもその全く後の生活のためには残らない今日の仕事が貴重な貧しい方は大きな感謝と敬意を持ちます。
同じ公共事業をするなら村のインフラ整備、公教育、保健衛生の向上をしてほしい。そのための建設で仕事を作って欲しいと思えるのは私が教育を受け、学んだからです。
そうではない多くの人はただただ純粋に感謝し、OBC(後進カースト)層、ダリット層の多くの方へのアピールにつながります。
政治家とは為政者ではないのは多くの場合世の常ですが、有能な役人がいたとしても腐敗していたり、的確な判断をしなければ開発・発展はほど遠いとそう感じます。
名前を自分で書けば入れるVIPパスをもらい、招待されましたが普通に断りました。行っても時間の無駄なのは散々わかっているので。
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10家族50人への支援
50,000円
10家族分50人への食料、家の補強資材の支援です。
写真は今年洪水被害があった村で新しく建てられた家の様子を代表理事福岡が撮影したものです。
セメントが入っている袋などをかき集めて作られています。