がんと闘うすべての人へ熱いメッセージを届けたい!フルマラソンチャレンジ

支援先

認定NPO法人 マギーズ東京

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ゆっぽ

支援総額

17,065円

/ 50,000円

34%
  • 支援総額

    17,065円

  • 支援者数

    3人

  • 残り

    107日

  • 開始日

  • 終了日

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がんで大切なご家族を亡くされた方へインタビューを行いました

2025/6/27 10:16

がんで大切なご家族を亡くされた方へインタビューを行いましたのメインビジュアル

みなさん、こんにちは😊✨ゆっぽです。

わたしは現在、12月7日に行われるフルマラソンチャレンジに伴い、ファンドレイジング活動を行っています。

今回のキャンペーンによって集めた寄付金はすべて、認定NPO法人「マギーズ東京」の運営資金に役立てていただければ…と考えています。

また、今回の活動を開始するにあたり、わたし自身も「がん」という病気についての理解を深めたいと強く思うようになりました。

そこで今回は、Xで仲良くさせていただいているフォロワーの「K」さんにインタビューを行い、Kさんの今の率直な思いや当時の心境についてブログ記事にまとめさせていただきました。

Kさんは今から4年ほど前に、最愛のお母さまをがんによって亡くされています。

以下はインタビューの全容です。

(今回の内容をブログ記事にまとめることについては、事前にKさんに了承を得ています。)

Q1.お母様の病気がわかった時、最初にどのようなことを感じましたか?その時の状況や、お母様、ご家族との会話で印象に残っていることがあれば教えてください。

母から

「端的に言うと、癌だった。」とLINEが来たんです。

頭が真っ白になって、血の気が引いていって。何て返信すればいいか分からなくて。

当時まだ生後30日目だった娘を抱いたまま涙がぼろぼろ溢れました。

「がん」という病気がとても怖かったんです。

治療が過酷なんじゃないか、もしかすると治らないんじゃないか、病状は重く辛く苦しいものなんじゃないだろうか…

そんな母への心配と、あとは私自身が産後間もないタイミングだったので

今後の生活がどうなるのか、とにかく何も分からず不安でいっぱいでした。

Q2.お母様の闘病中、特に印象に残っているエピソードはありますか?それはどのような場面でしたか?

私の妹の結婚が決まっていて、結納をすることになったのですが

母もなんとかその日は体調も良く、同席することができました。


振袖を着た妹の晴れ姿を見られて、素敵な御祝膳をみんなで囲むことができ

母は本当に幸せそうに微笑んでいました。

元気ではありませんでしたが、家族でハレの日をお祝いできたことが本当に嬉しかったです。

その3か月後に母は亡くなってしまったので、結婚式への出席は叶いませんでしたが

きっと、結婚式も見に来てくれてたんじゃないかなと思います。

Q3.お母様との思い出の中で、一番心に残っていることは何ですか?

ひとつだけを選ぶのが難しいですが…私の結婚式でしょうか。

ベールダウンと、バージンロードも母が手を引いてくれました。

母は大きな瞳いっぱいに涙をためて

泣くのをこらえながら1歩1歩しっかり歩いて、私の手を夫へ引き渡してくれました。

2児の母になった今だからこそ、あの時の母の気持ちが少し分かる気がします。

子どもを育てるのはとても大変なこと

片親だったから尚更、さまざまな苦労があっただろうこと

妊娠出産してから今日まで、毎日大切に想って育ててくれたこと

そしていつかは子どもを手放すこと…

母のさまざまな想いや、注いでもらった愛情を一番感じられた1日でした。

Q4.お母様を亡くされた後、一番辛かったことは何でしたか?また、その辛さをどのように乗り越えようとしましたか?

「もう二度と、母と話すことはできないんだ、もう二度と会えないんだ」と実感するたびに涙がこみ上げました。

受け入れられなくても現実は変わらないし、辛さを和らげるすべもなく

ただひたすらに毎日をやり過ごしていた感じです…

わざと予定を入れて忙しくして考えないようにしたり、あとは時間薬しかないと思います。

死後しばらくすると、悲しみの波も少しずつ落ち着いてきますが

悲しみを「乗り越える」のではなく、悲しみと「共に生きていく」という表現の方が、私の場合は合っている気がします。

母と生きてきた幸せな世界には戻れません。母のいなくなった、新しい世界で頑張るしかないんだと時間をかけて受容していった…という感じです。

Q5.お母様が亡くなられてから、日常生活で変化を感じたことはありますか?例えば、習慣や考え方、時間の使い方など、どんなことでも構いません。

毎晩眠りにつく時に、子どもの寝顔を見ながら、今日も無事に1日を終えられたことに心から感謝するようになりました。

私も家族も友達も、みんな平均寿命くらいまで普通に人生が続くものだと思っていましたが

母が52歳と若くして亡くなり、その考えが覆されました。

私は今34歳なので、もし母と同じ年齢で亡くなるとすると、残りの人生は18年間。

できればもっと長生きして、子どもたちの将来をずっと見届けていたい。

私が何歳まで生きられるかは神のみぞ知るところですが

元気で長生きできるように、日々徳を積もうと思います。(笑)

Q6.周囲の方々(友人、親戚など)からのサポートで、特に助けになったこと、あるいは心に残った言葉はありますか?

母が亡くなってしばらくは、少しでも母の死について話そうとすると泣きそうになっていたので

あまり根掘り葉掘り聞かずに、

「そうだったんだね。」

「大変だったね、辛かったね。」

と、そっとしておいてくれて、静かに寄り添ってもらえるのが嬉しかったです。

逆に、「何の病気だったの?何のがんだったの?」とグイグイ聞いてこられたり

「誰でも通る道だからさ!!!」と謎の励ましをかけてくる人(その人のご両親はご健在…)

は正直しんどかった…。

Q7.お母様がいなくなってから、どのような瞬間に「お母さんがいてくれたら」と感じますか?

子育てや日常生活で、苦難や孤独を感じた時に

「今、母が元気でいてくれたら…」と、何度考えたか分かりません。笑

どうしても私の体調やメンタルが落ちてしまう時があるので

そんな時は母に会いたくてたまらなくなります。

両親健在の友人に対しても

「実家に帰れば子守をお願いしたり、甘えられるからいいよね」

と、ダークな感情を抱いてしまう瞬間もありました。

あとは、

「私や妹がこの月齢だった時、どんな様子だった?」

「こんな時はどうやって乗り越えたの?」

など、育児の悩みを気兼ねなく相談したかったです。

Q8.あなたから見たお母様はどんな人でしたか?

「完璧」です!

母はとても美人で(※わたしは残念ながら父親似)スタイルが良く

さらに頭の回転も速く話術に長け、教養も深く、栄養士の資格も持つ料理上手で、運動神経も優れ、

そしてユーモアにあふれる、とにかく愛される人でした。

少なくとも、私の目にはそう映っていました。

……あれ、私、母の良いところほとんど受け継いでいないぞ……??(;∀;)

そして、私と妹のことをとても愛してくれていました。

態度でも、言葉でも、愛情をいつも示してくれて

自分たちは愛されている存在なのだと安心させてくれました。

私も母のような母でありたいです。

Q9.お母様の死を通して、ご自身の人生観や価値観に変化はありましたか?もしあれば、具体的にどのような変化でしたか?

5問目と重複しますが、強く実感したのは「人生はいつ終わるか分からない」ということです。

もしかしたら、今日の仕事帰りに交通事故で亡くなるかもしれない。

もしかしたら、大往生して100歳まで生きるかもしれない。

どちらの運命でも、できるだけ後悔や心残りを少なくできるよう生きていきたいと願っています。

という事で、まず手始めに

自宅や実家に残っている、人に見られたくない私物をどんどん処分しました。(小学生の頃に謎のポエムを書き連ねたノートなど…笑)

そしてエンディングノートのようなものを用意し、万が一の時は残された家族ができるだけ困らないように準備をしているところです。

母の死をきっかけに、少々ミニマリストっぽくなったなと思います。

Q10.今、お母様に伝えたいことはありますか?どんなことでも構いません。

今この世にママがいなくて、とても悲しい。会いたくてたまらない。

また親子で楽しく他愛もない会話をして、一緒にご飯を食べたい。

いつかまた会えると信じてるから、その時を楽しみに残りの人生頑張るね。

これからも、私や子どもたち、家族みんなを見守っていてね。

生まれ変わっても、また親子になろうね。

※母が元気で生きていた時、いつも母と妹と私で

「生まれ変わってもこの3人で親子になろうね~!」

と笑いながら話をしていました。

来世はもっともっと親孝行したいと思っています!



インタビューは以上です。

今回、お忙しいなかインタビューにご協力くださったKさん、本当にありがとうございました。

みなさんはこちらの記事を読んでどう感じたでしょうか?

インタビューの中でKさんもおっしゃっていますが、「人生はいつ終わるか分からない」…本当にその通りだと思います。

だからこそ後悔のないように、一日一日を大切に過ごすこと、そして毎日を平穏に過ごせていることに感謝しなければならないな…と改めて思いました。

今後も機会があれば、こういったかたちでがんと関わりのある方々を対象にインタビューをさせていただければ…と思っています。

そして自身の見識を深めるとともに、周りの方々にも「がん」という病気についての理解を促進できれば幸いです。

もしもこの記事を読んでくださった方で、インタビューにご協力いただける方がいらっしゃいましたら、XのDMのほうにご連絡をいただけますと嬉しいです。(医療従事者や当事者、ご家族、ご友人など関係性は問いません)

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

ゆっぽ



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東京都江東区豊洲6-4-18

03-3520-9913

https://maggiestokyo.org/

代表:秋山正子

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