おもやい事務局長の千綿由美から、皆さまへ!
2025/6/30 11:28

こんにちは。いつも応援してくださっている皆様、はじめましての皆様、おもやいのマンスリーサポーター募集へ興味を持ってくださってありがとうございます!
おもやいの事務局長をしている千綿です。
令和元年の水害の直後に、全国から駆け付けて来てくださった災害支援団体の方々と被災地域の住民との情報共有の場所を持とうと、これまでいろいろな活動の中でご縁のあった方々に声をかけて集まってもらったことがきっかけで、「おもやい」が動き出しました。
はじめての災害対応で気づいたこと
私はそれまで大きな災害が起きても、現場へ行ったことはありませんでしたので、被災地で自分に何ができるかまったくわかりませんでしたが、建築の知識やNPOの運営の経験を活かせるかな、と関わりはじめて、あっという間に6年が経とうとしています。
発災直後には、毎日たくさんのボランティアさんが来てくださっていましたが、ボランティアさんだけではなかなかうまくお手伝いが進まないことを知りました。
お手伝いに入る家の状況を確認して、どんなお手伝いが必要か、どんな道具が必要で、何人必要か、ご家族に連絡をしたり、作業を段取りしたりするためには、ボランティアを統括するリーダーになるスタッフが必要であることがわかりました。
そのスタッフとともに、ボランティアが活動するための資機材の保管場所、整備の場所、物資の配布保管場所、移動のための車両、相談のためのスペース、パソコンや電話機などなど、災害支援活動のためには一般の会社と同じようにたくさんのものが必要でした。
「おもやい」があることで安心してほしいという願い
令和3年にまた豪雨災害が起きたときには、コロナ禍であることや、全国各地で災害が多発していたこともあり、令和元年のような全国からの支援は少なくなっていました。
しかし、前回の水害の時から、ずっとお手伝いやコミュニケーションを続けていた方の所には、いち早くボランティアがはいっていくことができました。また、度重なる被災での困窮やお困りごとの相談も複雑になっていましたが、信頼関係を活かして、行政とも迅速に連携することができたように思います。
だからこそ、自分たちが暮らすまちの中に、日頃から地域の方とのつながりがあり、信頼できる災害支援の拠点があること。災害の時に取り残されるひとがないように、見守りの視点や配慮の手をつなぎあえること。そんな場所として「おもやい」が有り続けられたらと、令和5年に武雄の被災地の真ん中に拠点を構えることになりました。
この場所で活動することは、また被災地となっても「おもやい」があることで安心してほしい。何かできることがあるなら「おもやい」に行ってみよう。「おもやいに相談してみたら?」と思い出してくれるような、見える場所で活動を続けたいという願いでした。
今までも、これからも
今ではいろいろな方がこの場所を利用してくださっていて、頼ってもらえる場所になっているのではないかとうれしく思います。
これからも活動が続けられるように、さらに同じような取り組みを広げていけるように、継続的なご支援をしていただければと、今回のチャレンジに取り組んでいます。どうか皆さんも「おもやい」を支えるサポーターとなって、活動を見守り、ご参加いただけたらと思います。どうぞよろしくお願い致します。
千綿 由美
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