希望の道を、ともにつくる——Torii(トリイ)設立クラファン

支援先

一般社団法人 一般社団法人Torii

希望の道を、ともにつくる——Torii(トリイ)設立クラファンの画像

一般社団法人Torii

支援総額

316,358円

/ 300,000円

105%
100%
  • 支援総額

    316,358円

  • 支援者数

    42人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

活動報告:「見えないつながり」イベントを開催しました(2025年5月12日)

2025/5/26 13:53

活動報告:「見えないつながり」イベントを開催しました(2025年5月12日)のメインビジュアル

5月12日、「見えないつながり 〜アジアにおけるジェンダーと性的マイノリティの現実〜」と題したイベントを開催しました。

日本と東南アジアにおける現状と課題、そしてこれからの可能性が語られました。

個人の経験から国際的な連携まで、多層的な視点が交差する濃密な時間となりました。

日本とアジアにおける法制度の進展と残された課題

冒頭では、同性婚をめぐる裁判の動向や、各国での法的な進展が共有されました。台湾、ネパールに続き、2025年にはタイでも同性婚が合法化される見通しである一方、東南アジア全体では法的保護が乏しく、差別や偏見が根強く残っている現実が指摘されました。

特にトランスジェンダーの人々、なかでもセックスワーカーに対する法的保護の不在、医療アクセスの困難さ、暴力のリスクが取り上げられ、安全な居場所の確保が急務であるとの声があがりました。

プライドハウス東京と包摂の可能性

18年以上にわたり社会変容の現場に携わってきた佐藤淳さんと、ご自身の体験を語ってくださった三戸花菜子さんをゲストに迎え、東京オリンピック・パラリンピックにあわせて設立された「プライドハウス東京」の取り組みを紹介いただきました。70以上の団体が連携し、企業や教育機関との協働を通じてLGBTQ+の可視化と支援を実現してきた実績を振り返りました。

その上で、制度の整備が進んでも、日常の中で「安心して生きること」の難しさは残っていると語り、若年層のジェンダーアイデンティティに関する課題や、学校や家庭での支援の重要性にお話しいただきました。

「リーダーもまた、傷つきながら生きている」──癒しと連帯の必要性

議論は、LGBTQ+の支援活動に関わる当事者やリーダーたちのメンタルヘルスにも及びました。とりわけトランスジェンダーのリーダーが直面する暴力やトラウマ、孤立の問題が共有され、「支える人をどう支えるか」という問いが投げかけられました。

安全な対話の場、国を越えたネットワークの構築、トラウマケアを前提とした癒しのプログラムづくり――そのすべてが、これからの活動の土台となるべき課題として挙げられました。

おわりに

本イベントでは、「可視化されてきたこと」と「見えづらいままの現実」の両方に光を当てながら、個人と社会の変容をつなぐ試みでした。語られた声のひとつひとつが、今を生きる当事者同士、そして連帯しようとする人々の足元を照らし、「わたし」から「わたしたち」へと問いを広げてくれるものでした。


← 活動報告一覧へ戻る

https://www.ja.torii.international/

代表:清水友美

団体を見つける
  • 社会課題から探す
  • すべての団体から探す
  • キャンペーンを探す
Syncableについて
関連サービス

Syncable Logo Image
© 2021 STYZ Inc.All rights reserved