花育ワークショップのお手伝いをしました
2025/8/29 22:00

東京都内で開催された花育ワークショップのお手伝いをさせていただきました。このイベントは、認定NPO法人フローレンスと株式会社RINによるコラボレーションの第二弾として実施されました。母の日前に行われた第一弾に続く取り組みで、フローレンスが運営する「こども冒険バンク」というプラットフォームを通じて実現しました。
「こども冒険バンク」とは、様々な事情で体験機会が限られがちな家庭の子どもたちにむけて、企業が無料で体験コンテンツを提供する仕組みです。子どもの「体験格差」という社会問題の解決を目指すこの事業の理念に深く共感し、RIN側のスタッフとして参加させていただきました。
ワークショップは二部構成。前半では、「はなあそび講師」の中村佳世さんが子どもたちの年齢に合わせて事前に準備したスライドを使い、お花に関するクイズやロスフラワー®について分かりやすく解説してくれました。元幼稚園教諭である佳世さんは、子どもたちの反応を見ながら上手に話を進めてくださいました。
夏休み特別企画として、茨城県の花農家「日本草花園」の代表・篠原さんとZoomで繋ぎ、オンラインインタビューも実施しました。篠原さんからは、農家としてのお仕事の内容、やりがいや苦労、無農薬栽培への取り組み、現在育てている草花について詳しくお話しいただきました。日本草花園さんは、作り手本位ではなく使い手のニーズを重視するマーケットイン型の経営を大切にされており、柔軟な発想力と新しいことへの挑戦意欲が画面越しからも伝わってきました。
後半は、「花と福祉のコーディネーター」松島いずみさんが企画したロスフラワー®を使ったリースフレーム作りに取り組みました。このリースフレームは壁飾りとしても、裏面に写真やメッセージを貼ってフォトフレームとしても使える便利な2WAY仕様です。当初は子ども向けの予定でしたが、いずみさんのご厚意により保護者の方々にもそれぞれ作品を作っていただくことができました。
色とりどりに染色されたドライフラワーを選んだ後、親子8組が机に向かって制作に集中しました。迷わずにドライフラワーを貼り付けていく決断力のある子どもたちと、慎重に配置を考えてから丁寧に作業を進める大人たち。親子がそれぞれ別々の作品に取り組むことで、子どもが困った時にすぐに保護者が気づいてサポートする温かい光景も見られました。
花びらを組み合わせて新しい花を作る子、既存の花に別の花を挿して独創的な花を生み出す子、花を分解しておしべやめしべといった細かな部分まで活用する子など、今回も個性あふれる作品が数多く誕生しました。
最後には、前日に日本草花園さんが収穫したばかりの新鮮な草花(ドライフラワーに適した緑の植物)をお土産としてお持ち帰りいただきました。ご自宅では生花として楽しんだ後、乾燥させてドライフラワーにして、最終的には当日作成したリースフレームに加えて長く楽しんでいただけることを願っています。
▶こども冒険バンク
▶認定NPO法人フローレンス様(コーポレートサイト)
▶株式会社RIN(コーポレートサイト)
▶はなあそび講師、中村佳世様
▶花と福祉のコーディネーター、松島いずみ様
▶日本草加園さん
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