進捗報告①
2025/5/6 19:34

こんにちは!
皆様のご支援、応援のおかげで、予想を上回るペースで寄付が集まっております。
本当にありがとうございます!
現在、5月の現地渡航に向けた様々な準備を行っているところです。
今回は、現地で実施予定の活動の一つである「教員向け算数指導ワークショップ」の進捗状況についてご報告します!
サモアの算数教育の現状
サモアは、教育へのアクセス(学校に通う子どもの割合)はかなり高く、教育の質に関しても、識字率はほぼ100%で、決して低くない国です。
しかし、算数や理科などの理系教科は、長年課題とされており、あまり改善されていません。
サモアの小学校では、多くの児童が基礎計算力を十分に定着できないまま進級してしまっており、高学年になっても指を使って計算をしなければならない児童をよく見かけます。
算数・非常に系統性の強い教科と呼ばれることがよくあります。
つまり、過去に学んだ知識や経験を活用して、新しい法則や関係を見つけることができるという特徴があるということです。
しかし、裏を返せば、一度つまづいてしまうと、それ以降の学習が理解できなくなってしまうことが起こり得る教科とも言えます。
中学校や高校に進むにつれ、数学が嫌いになる生徒が多く出てきてしまう原因には、こういった教科の特徴が大きく影響しているかもしれません。(みなさんにも、もしかするとそういった経験があるかもしれません)
サモアの場合は、一番最初のステップである基礎計算でつまづく児童が多いため、より早い時点で「算数嫌い」になってしまう児童が多くなってしまっている可能性が高いです。
この課題を解決するためには、教師の力が求められます。
日本のような先進国であれば、質の高い教科書や教材が簡単に入手でき、家庭での教育や塾などでも学習する機会があるため、子どもの学力の達成は学校や教師の働きに過度に依存することはありません。
しかし、サモアの小学校には教科書がありません。
教材やドリルなどの手に入りにくく、当然塾や家庭での教育力も高くありません。
したがって、子どもの学力は教師の力量にかかっていると言っても過言ではありません。
そのため、現状のサモアの教育の課題を解決するためには、「教師」にアプローチすることが、最も経済的かつ比較的高いインパクトを期待できる方法だと考えます。
そのため、ルマナイサモアでは、まずは「教員向けワークショップ」という活動から支援を始めることにしました。
ワークショップ計画の進捗状況
以下のフライヤーを作成し、主にSNSや過去に参加したことがある教員に個別にメールを送るなどし、参加者を募集しています。
そして、5月6日現在、16名の方に応募いただいています!
ただ、まだ昨年を下回る人数のため、目標の30名に向けて、最後の追い込みを頑張りたいと思います!
もし、サモアの教育関係者の知り合いがいらっしゃる方は、ぜひ情報拡散にご協力いただけるとありがたいです!
(ご協力いただける方は、以下のリンクをシェアください!
https://www.facebook.com/share/16JYEPxuYe/?mibextid=wwXIfr
ワークショップの内容
同時並行で、ワークショップの内容についても準備を進めています。
今回も子どもたちの基礎計算力向上に焦点を当てたいと考えています。
とくに、教室で教師と子どもが楽しく学べるアクティビティを紹介しようと思案中です🤔
基礎計算力はとにかく反復練習が重要なのですが、ただ計算問題を毎日出題するのでは、教師も生徒も面白みがなく、結果的に続かなくなってしまいます。
そこで楽しみながら計算の仕組みやコツを学べるようなプログラムを開発中です。
ただ、どれも日本の教育現場では昔から当たり前のようによく行われているようなものなので、日本の算数教育のよさも伝えられればと思っています!
また今後も引き続き、渡航までの様子や進捗を報告していきたいと思います。
クラファンの方も、ぜひ最後まで応援よろしくお願いします🙇
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🔸【10,000円】全力応援+サモア体験プラン
10,000円
より多くのサモアの子どもたちに算数セットを届けられる金額です。
リターンとして、サモアの文化を体験していただけるような商品(お菓子など)をお届けします。
感謝のメール+活動報告をお送りします。

🔸【10,000円】サモアとつながるプラン
10,000円
リアルタイムでのサモアの小学校とオンライン交流、またはリアルタイムでサモアの観光スポットを案内するオンラインツアーをお届けします。
感謝のメール+活動報告をお送りします。

🔸【10,000円】サモアでボランティア体験プラン
10,000円
サモアに実際に同行していただき、一緒にボランティア体験をしつつ、サモアも観光していただけます(日程は5月14日出発、5月24日帰国を想定。航空券と宿泊費等は自己負担となります)。
感謝のメール+活動報告をお送りします。