「言葉を共有していく人と人とのつながりって、すごい」 水無田気流
2020/2/2 21:58
私とWANとの出会いは、上野千鶴子さんとの対談集『非婚ですが、それが何か! ? 結婚リスク時代を生きる』(ビジネス社、2015)を通じてのことでした。がちんがちんに緊張してお目にかかった私が、高校生のころから上野さんのご著作、読んできました!と言ったところ、「不幸な女子高生ね〜!」笑われたのを覚えています。でも、本ってすごい。言葉ってすごい。10代から上野さんと伊藤比呂美さんのご著作を愛読し、気づいたら「詩人で社会学者」になってしまった私としては、言葉の力が人間の頭の中身をいかに変えてしまうかということを、身をもって知っています。そして、言葉を共有していく人と人とのつながりって、すごい。昨今急速に、ジェンダー平等についての意識は広がり、ようやくおかしいことをおかしいと言うことを、多くの人が当然視するようになりつつあります(まだ不十分ではありますが)。その発信源として、WANの果たしてきた(そして今まさに果たしている)役割は大きい。組織は大きくなくても、意味や価値はとてつもなく大きいと、私は思うのです。がんばれ! いや、ともにがんばりましょう!
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