私は、2018年のWANのフォーラムで神奈川県内特に厚木市での事業と活動を報告させていただきました。地域で豊かに暮らし続けるために必要な地域福祉サービスをつくり育ててきました。私たちの事業と活動の特徴は施設をつくるために必要なお金を同じ思いをする人たちから集める集金力です。WANにはこれを評価していただいたと思っています。女性たちが生き生きと暮らすための運動を継続するのは難しいです。だから運動を事業にし、働いて収入を得て暮らしを成り立たせてきました。働いて得た収入でファンドをつくり、地域に重要だけど事業性が低い活動には資金支援をし、寄付することを当たり前にする社会福祉法人やNPOのネットワークを育ててきました。
これら事業の中心である社会福祉法人藤雪会の憲章には「寄付社会を育てます。」と「女性が生き生きと働き続けることのできる社会をつくります。」があります。もともと職員の寄付やファンドに支えられた法人でした。法人設立時、借金の返済は、職員が給料から拠出したファンドでした。その後も、地域に必要だと考えた有料老人ホームや保育園を作る費用は、思いを共有した職員のファンドを基礎にして、地域の個人に融資を呼び掛けたお金でした。
社会福祉法人藤雪会のホームページに職員のページがあります。そのメッセージは、「自分たちで作れるんだ。福祉も社会も」であり、さらに「思想だけでなく、ちゃんとお金を集めて行動できる。それが強みです」とあります。
これすごいでしょ。
「思想だけでなく、ちゃんとお金を集めて行動できる。それが強みです」は、WANと同じ願ですね。
WANの運営特に情報がキラキラ詰まっているホームページの運営費用、女性の活動と研究に寄付をするWAN基金、ホームページ内でファンドを募るたくさんの団体、どれにも「おんなの活動と研究におカネがまわるようにしたい、日本にも寄付文化を根づかせたい、という思いがあふれています。
いろいろな活動や研究に参加したいけど、人の活動には限りがあります。そんな時、WANのホームページから共感できる団体への寄付を探すことができます。
マスコミでは得られない女性に関する情報を得ることができます。
女性たちの研究に参加したり、(ちょっと無理かな)、励まされています。
これから先の10年も、女性のエンパワーメントを推進していく団体として更に活動していく為に毎月寄付する人を募るクラウドファンディング。始めましょう。思いをお金で表しましょう。参加しましょう。
WANを継続する思いを共有する人が広がることに期待します。
(ヒューマンサポートネットワークあつぎ 代表 又木京子)
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