日本レスキュー協会

災害救助犬が人命捜索の1つの手段として運用され、災害救助犬が有効に活動できる社会を作りたい。

災害救助犬のカミーノが2月1日に6歳のお誕生日を迎えます！

いざという時のために日々訓練に励むカミーノや救助犬たちの応援をよろしくお願いいたします！


【日本レスキュー協会の活動】
日本レスキュー協会は、「犬と共に社会に貢献する」という理念のもと、3つの活動を行っています。

・災害時、倒壊した家屋や土砂などの下敷きになり行方不明になった方を探す「災害救助犬」の育成と派遣。

・被災された方や障がいのある方、高齢の方や闘病中の方などの様々な痛みや不安を軽減する「セラピードッグ」の育成と派遣。

・殺処分となってしまう犬の保護・譲渡をする活動や、ペット防災の啓発など「動物福祉」の活動。

今回は、災害救助犬を育成する上で必要な食費、医療費、訓練遠征費などの育成費のご寄付を募集いたします。

災害救助犬カミーノのバースデードネーション～頑張る救助犬達の育成費を集めたい～

狂犬病予防接種・混合ワクチン接種（1頭）

ノミダニ・フィラリア予防薬（1頭1回/月）

県外への遠征訓練費（1回）

災害救助犬が人命捜索の1つの手段として運用され、災害救助犬が有効に活動できる社会を作りたい。
災害救助犬が日本で当たり前に運用される社会になれば、一人でも多くの命が救えるはずです。
災害時、残された家族にとって、救助犬が最後の頼みの綱であるケースはよくあります。
生き埋めになった犠牲者は、例え見つかっても残念ながら亡くなられていることが多くありますが、それでも遺族にとっては非常に重要なことです。
災害大国と言われる日本だからこそ、この活動を発展させ未来に繋げ、防災に強い国づくりを目指しています。

<h2>キャンペーン期間は残り6日となりました！</h2>2月1日に6歳のお誕生日を迎える災害救助犬カミーノをお祝いするため立ち上げたクラウドファンディング。皆様のご協力により、目標金額の72%を達成いたしました♪温かいご支援、誠にありがとうございます！キャンペーン終了まで残りあと6日。引き続き皆様からのお祝い、お待ちしております！<h2>みっちゃんの活動</h2>災害救助犬カミーノは、1月も訓練にイベントに授業に、様々な活動を行ってきました。みっちゃんの活動の一部を少しご紹介したいと思います。<h3>〇1月9日</h3>災害救助犬・訓練犬全頭で、兵庫県の山岳にて捜索訓練を行いました。それぞれの課題に挑戦するため、楽しく、そして一生懸命に取り組む犬達。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/bc5c1f9e-eb77-485f-86ae-7d08c3db1de3.jpg">カミーノもみんなに負けないくらいのパワフルさで山を駆け回り、要救助者を発見することができました！山には雪が積もっており、犬達もいつもよりなんだか楽しそう♪訓練後は好きなおもちゃをくわえながら雪の上を走りまわり、大満足の山岳訓練となりました！<h3>〇1月18日</h3>この日はみっちゃんをブラッシングしました。みんなよりも毛が長いみっちゃんは、こまめなお手入れがとっても大切！<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/7d5e3e69-da45-4816-92bb-ca29429be359.jpg">お利口にブラッシングされて綺麗になった後は、床の上で転がってリラックスモード♪さらさら毛並みで、より可愛くなったみっちゃんでした。<h3>〇1月19、20日</h3>19、20日は、大阪ECO動物海洋専門学校のドッグトレーナ専攻 警察犬クラスの生徒さんが災害救助犬について学ぶため、協会にて座学と実技の授業を行いました！座学では災害救助犬の育成方法や適性、実際の現場での活動など、様々な内容の講義を受けていただき、救助犬についてたくさんお話ししました。また実技では授業で学んだことを踏まえて、捜索訓練を実施。訓練ではカミーノも参加し、学生の授業を手伝ってくれました！<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/edde5ee5-270b-4ccf-be1e-e193a23f1f81.jpg">授業は真剣に、そして訓練は楽しく行うことができ、犬達と触れ合う学生の皆さんの生き生きとした表情が、とっても印象的でした！今回学んだことが今後の学生生活で少しでもプラスになればいいなと思います♪<h3>〇1月25日</h3>伊丹市総合防災訓練に参加しました！<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/f0c9921e-869a-40f6-a947-7d0057cf6946.jpg">震度6弱の南海トラフ巨大地震が発生した想定の元、捜索救助訓練が行われました。2棟の倒壊家屋を捜索する訓練では、災害救助犬カミーノが参加。素早い捜索で、無事行方不明者を発見することができました！訓練後はブースにてグッズ販売や募金活動を行い、たくさんの方々に救助犬達と触れ合っていただきました。訓練以外でも、イベントなどたくさんのお仕事に参加してくれているみっちゃん。こういった活動でより多くの方に災害救助犬のことを知っていただき、たくさんの方に応援していただけるよう、これからも犬達とともに精一杯活動して参ります！以上、みっちゃんの活動報告でした！

みっちゃんの近況報告

<h2>能登半島豪雨災害</h2>災害救助犬カミーノの初めての現場は、能登半島豪雨災害でした。被災地でのカミーノ達の活動を、少しお話したいと思います。<h3>出動</h3>令和6年9月21日、ようやく復興に向けて歩みだし始めていた能登地方を、激しい雨が襲いました。追い打ちをかけるような豪雨災害に、胸が締め付けられました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/c2dfacc8-9c8f-4738-bc9e-6c021f1cf5b6.jpg">この災害を受け、協会からは救助犬4頭、隊員6名が22日に輪島市へ向け出動。たくさんの流木があちこちで堆積し、もともとあったはずの家屋は基礎だけを残して下流に流されており、現場はとても恐ろしい光景でした。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/115bdfbb-aa93-4d5c-9255-1c31c8ddd81e.jpg">我々が活動した土砂災害現場では、3名の方の安否が確認できておらず、消防・自衛隊・警察、その他救助機関、そして各救助犬団体が協力し捜索活動にあたりました。協会の災害救助犬、太陽、陸、カミーノ、楽（たの）が初めて4頭揃って出動したこの災害。カミーノと楽にとっては初めての現場であり、2頭の隊員も救助犬を連れての出動は初めてです。<h3>捜索活動</h3>私とカミーノは下流にて、流木などの堆積物周辺の捜索を開始。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/acce9851-cbb4-4b8d-b721-9ed1293fe7f9.jpg">流れてきた土砂でぬかるみがひどい場所や不安定な足場も多くありました。また下流の堆積物の中には、おそらく上流にある家庭で使われていたであろう炊飯器やテレビなども混ざって流れついており、被害の大きさがうかがえます。しかし、カミーノはぬかるみに足を取られながらも、ただそこに人がいることを信じて、懸命に捜索を行ってくれました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/5bb41ddb-c756-4049-9288-888f8cce4225.jpg">現場では、緊張感のある雰囲気に飲まれそうなハンドラーをよそに、慣れない環境でもいつも通りのパワフルな捜索を行っていたカミーノ。不安な私に「頑張ってくるから見ててね！」と言ってくれているような、そんな頼もしい後ろ姿に何度も何度も励まされました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/f0584d77-78f1-4431-b30a-30895038a47e.jpg">カミーノの捜索エリアにおいて、発見につながるような明確な反応はありませんでしたが、最後まで精一杯捜索を行ってくれました。活動から3日目の24日。自衛隊の方々と連携した現場では、災害救助犬の太陽と楽が捜索活動を行いました。これまで捜索した現場とはわずかに異なる反応があり、その旨を自衛隊の方にお伝えし現場を後にしました。翌日の25日、高齢女性の行方不明者が発見されたとの情報が入り確認すると、そこは前日に救助犬（太陽、楽）の反応があったことをお伝えした場所でした。自衛官によると救助犬の反応付近を重機で慎重に掘り進めたところ、約1メートルの土砂下にいらっしゃったそうです。残念ながら亡くなられていましたが、少しでも早くご家族のもとにお返しすることができ、災害救助犬の活動が、救助活動の一助となることができました。26日、捜索要請はなしと確認されたこと、また犬たちやハンドラーの体調を考慮し、活動を終了しました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/cb62cef0-ca8b-4f97-b142-9787d9e64ba6.jpg">本部に戻った後はシャンプーできれいに洗い、連日捜索活動を頑張ってくれた犬達に感謝を伝え、おいしいご飯を食べてゆっくり休んでもらいました。<img src="https://storage.googleapis.com/syncable-app/upload/5d0751df-03d5-44da-9527-ecfaa31516e4.jpg"><h3>最後に</h3>この災害では、16名もの尊い命が失われました。災害をなくすことはできませんが、失われる命を減らすことはできます。その救助活動の一助となれるよう、私たちは災害救助犬の育成を続け、これからも犬達とともに精一杯活動して参ります。活動中、多くの方のご支援やSNS等へのコメントが私たちの支えとなり、何度も励まされました。温かいご支援、誠にありがとうございます。これからも皆様の応援に応えられるよう、犬達とともに精一杯活動して参ります！！

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