【最終活動報告】
2025/9/7 20:25

ご報告が遅くなってしまい申し訳ありません。
前回の活動報告から少し時間が空いてしまいましたが、この間もたくさんのうさぎさんを受け入れ、日々のお世話と譲渡に取り組んでまいりました。
🐇受け入れ状況と現場の実態
2025年のプロジェクト開始から現在までに、120匹を超える学校うさぎさんを受け入れました。
うち59匹のうさぎさんが、あたたかいご家庭へお迎えいただくことができました。(2025年9月7日現在)
また、おかげさまで学校うさぎさんの現状を毎日新聞さまなどにも取り上げていただくなど、活動に対して様々なご支援を頂く事ができました。
しかし今回、多くの学校現場に足を運ぶなかで、私たちの想像を超える厳しい現状を目の当たりにしました。
たとえば──
- 長年の近親交配によって、異常が見られるうさぎさんばかりの学校
- 暑さのためか、エンセファリトゾーンの症状が強く出てしまっているうさぎさんが集中する学校
- 1校で10匹以上のうさぎさんを飼育しているケースも珍しくない現実(42匹という学校もありました)
こうした状況は、個人の力では解決が困難であり、私たちのような団体でさえ対応が難しいケースが少なくありません。それでも、受け入れたすべてのうさぎさんが、1日でも早く、安心できるご家庭に迎えられるよう、私たちは日々努力を続けています。
💰費用とプロジェクトの見直し点
当初は「1匹あたり1万円」という想定で目標金額100万円と設定していましたが、実際には治療・通院などが多く発生し、大きく予算を超える結果となりました。
現在、一般のご家庭からの受け入れは1匹あたり約3万円のご支援をお願いしています。この3万円というのが、今後保護を続けて行くにあたり、一つの目安になると考えています。
3万円という金額には、1匹のうさぎさんを保護して、里親さんにお迎えしていただくまでの全ての費用が含まれています。
- 治療・通院費
- 飼育用品やフード代(ご寄付の品々により大分安価に抑えられています)
- お世話スタッフの人件費
- 施設の家賃・水道光熱費
- 里親さんに対するサポート
今回のプロジェクトでは、助成金や代表者からの支援金などを組み合わせることで、なんとか100匹以上の受け入れを実現することができました。2026年以降の取り組みでは、この現実的な費用感を反映した新しい設計が必要だと感じています。
🗺️今後の展開と課題解決に向けて
受け入れは主に埼玉県内の学校からでしたが、今後は近隣県の教育委員会にも実績を示しながらアプローチを進める予定です。
- 飼育数が多すぎる学校
- 飼育環境が劣悪な学校
- 教員の交代や方針の変化でお世話されなくなったうさぎさんたち
こうした現場が地域を超えて広がっている可能性があるため、行政と連携しながら優先的な支援を行っていきます。
また、「どうにかしてあげたいけれど、自分には何もできない」と感じている方々に向けて、「ふじみ野うさぎハウスができる限りのサポートをしていく」というメッセージも発信していきます。
🔚最後に
この活動報告をもって、学校うさぎ100匹プロジェクト2025は完了とさせていただきます。
2026年のプロジェクトでは、より多くの命を救えるよう、資金・体制ともに改善した形で再始動できるよう準備中です。
引き続きのご支援・応援、どうぞよろしくお願いいたします。
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