日本全国で飼育されている学校うさぎさんたちは、教育現場の変化や学校運営方針の見直しにより、適切な飼育が難しくなり、行き場を失うケースが増えています。この深刻な現状を見過ごすことなく、私たち「ふじみ野うさぎハウス」は、未来へ命をつなぐために行動を起こす決意をしました。これまでに培った保護と譲渡の経験を活かし、関東地方の学校から100匹のうさぎさんを引き取り、新しい家族との出会いをサポートするプロジェクトを展開します。この活動を通じて、命の大切さを守りながら、うさぎさんたちに安心できる未来を届けます。
ストーリー
学校うさぎさんが直面する課題とふじみ野うさぎハウスの取り組み
学校で飼育されているうさぎさんたちは、「命の大切さを学ぶ教育」の一環として多くの学校で飼われてきました。しかし、現実には限られた予算や飼育知識の不足から、適切な環境が整えられないことが少なくありません。屋外での飼育により寒暖差にさらされるなど、うさぎさんたちにとって厳しい環境が続いています。さらに、学校運営の方針転換や少子化の影響で、飼育そのものが見直されることが増え、行き場を失ううさぎさんも多くなっています。
その一方で、「命を学ぶ教育」という理念があるため、飼育を廃止することに躊躇する学校も少なくありません。廃止を決断しても、引き取り先が見つからないという課題が立ちはだかり、結果として放置されるうさぎさんたちが後を絶たないのが現状です。
そんな中、ふじみ野うさぎハウスでは、学校うさぎさんの廃止時の引取活動を積極的に行っています。この活動は、学校側にとって廃止のハードルを下げるだけでなく、うさぎさんたちに適切な医療やケアを提供し、新しい家族と出会うサポートを行うことを目的としています。これにより、うさぎさんたちの命を守りながら、学校や地域社会全体で「命の大切さ」を伝える新しい形の教育を広げる役割も果たしています。
すでに現時点において、今年3月の学期終了を目処に京都府内の小学校から学校でのうさぎさん飼育を廃止し、ふじみ野うさぎハウスでの引き取り保護を希望するご依頼をいただいています。また、私たちはこれまで関東圏内の複数の小学校から、飼育が困難になったうさぎさんたちを引き取り、新しい家族との出会いをサポートしてきました。これらの取り組みを通じ、学校うさぎさんたちが直面する課題に主体的に向き合い、命を守る活動を進めています。
ふじみ野うさぎハウスの引取活動は、学校の抱える問題を解決すると同時に、うさぎさんたちの未来を守る大切な取り組みです。あなたのご支援で、一匹でも多くの学校うさぎさんを救い、明るい未来を作るお手伝いをおねがいします!
学校うさぎさん飼育に対する私たちの考え
私たちは、必ずしも学校でのうさぎさんの飼育に反対しているわけではありません。命の大切さや責任感を学ぶ教育的な飼育は、とても意義のある取り組みだと考えています。ただし、もしその飼育が明確な目的や適切な支援体制のないまま、過去の慣例を漫然と引き継いでいるだけであれば、一度立ち止まり、飼育のあり方を見直す必要があるのではないでしょうか。
もし見直しの結果として、学校でのうさぎさんの飼育を廃止するという選択がなされる場合、私たちの活動がそのサポートになれると信じています。ふじみ野うさぎハウスでは、学校うさぎさんの引き取りを通じて、命を守りながら新しい家族との出会いをサポートしています。この取り組みが、学校や地域の皆さまと共に命の大切さを守る未来をつくる一助となれば幸いです。
小学校での動物福祉講座も行っています。
プロジェクトの目的
- 100匹の学校うさぎさんの保護と新しい家族探し
行き場を失う学校うさぎさんを安全な環境に保護し、新しい家族となれる里親さんと繋げます。
- 保護活動を通じた命の大切さや責任感の啓発
動物福祉の意識を高め、飼育放棄の防止を目指します。
- 持続可能な動物福祉活動のモデル構築
学校や地域と連携し、全国に広がる新たな保護活動の形を作ります。
活動内容
- 学校うさぎさんの引き取り
対象地域: 関東地方
ダイレクトメールや学校訪問を通じ、うさぎさん飼育のサポートや引取について相談を行います。
特に、飼育を廃止する学校からは全てのうさぎさんを無償で引き取り、安全に輸送します。
- 健康診断とケア
保護したうさぎさんに、病気や怪我がある場合は必要な医療を提供します。
暖かく快適な飼育環境を整え、安心して過ごせるようケアします。
- 里親募集活動
SNSでの情報発信や譲渡会イベントを開催し、責任を持ってうさぎさんを迎え入れる里親を募集します。
ふじみ野うさぎハウスの過去の実績では、保護うさぎさんは通常1〜2ヶ月で新しい家族と繋がっています。
屋外飼育や過酷な環境から救われたうさぎさんが、家庭の中で幸せに暮らせるよう全力でサポートします。
- 啓発活動
地域コミュニティや学校で動物福祉をテーマにしたイベントやワークショップを開催。
命の大切さや適切な飼育方法を共有し、意識改革を促します。
ふじみ野うさぎハウスでは、現在毎月30匹前後の保護うさぎさんを里親さんと繋いでいます。おそらく日本で一番うさぎさんを保護して譲渡している団体です。
ふじみ野うさぎハウスでは、月に1~2回の譲渡会イベントを通じて、保護うさぎさんと里親さんとの出会いの場を作っています。
資金の使途
クラウドファンディングで集めた資金は以下に使用します。
今回の目標金額は100万円とさせて頂きました。これは、これまでの活動経験からうさぎさん1匹あたり平均1万円の費用が必要と見積もっているためです。2025年の大きな活動として、大変高額な目標ですが、ご支援いただけると嬉しいです。
- 引取費用: 学校からふじみ野うさぎハウスまでの安全な輸送費用
- 健康診断・医療費: 獣医による診断や必要な治療に使用
- 飼料や消耗品の購入費: うさぎさんの健康を維持するための餌や消耗品費
- 里親募集や啓発活動にかかる費用: 譲渡会イベント開催費や広報費用
本庄の小学校から引き取ったうさぎさんです。引き取った時点で両目があまり空かない状態で、腰回りを中心に膿が溜まる状態でした。
この子は学校うさぎさんではないですが、ハウスにて歯根膿瘍の治療を行っています。病気や怪我の治療には犬や猫よりも高額な医療費がかかることもあります。
メッセージ
「学校うさぎさん100匹保護プロジェクト」は、小さな命の価値を守り、未来へとつなぐ希望の架け橋です。動物たちが新しい家族に迎えられ、安心して暮らせる環境を整えるためには、皆さまのご支援が必要不可欠です。学校うさぎさんたちの未来を守るため、共に行動し、命の尊さを広げる活動を一緒に進めていきましょう!
どうか、この大切な取り組みへのご協力をお願いいたします。皆さまと共に未来を作る一歩を踏み出します!