活動対象・内容の一部追加
2024/12/11 02:07

強制失踪者とその家族の支援
今回のサイドナヤ刑務所の解放に代表されるようにアサド政権による強制失踪・拷問の被害を受けていた人々はシリア各地に存在し、彼ら彼女らも一斉に解放されていることから、元いた場所や新たな住居が必要になる可能性が非常に高いと考えています。
そこでこの人道に対する罪を問い続けてきたSSJとして、このような被害にあわれていた当事者及び本人を対象に優先的に支援を届けることをここに明言します。
人によっては30年、40年もの間、「人間屠殺」と呼ばれるほど残酷な行為を行っていた刑務所の中で文字通り生死を彷徨っていた彼ら彼女らにはまず安定して暮らせる場所、及び精神的な負荷を和らげるためのケアが必要と考えています。
代表の山田はこの分野の研究者であると同時に、多くのサバイバーの方々との対話などの経験を持っているため、SSJにしか出来ない支援として通常の住居再建以上の優先度をもって対応していく予定です。
(画像出典:Amnesty International)
← 活動報告一覧へ戻る

①住居再建支援ー(b) 空爆によって壊された住居の窓・ドア・台所シンクの修理
5,000円
多くの住居では窓・ドア・台所・トイレ・シャワーなど暮らすうえで欠かせない場所が破壊されているため、これらを修理することで人々の住環境を大きく改善します

②緊急人道支援ー(d) 困窮家庭が凍てつく冬に命をつなぐために
15,000円
シリアの凍てつく寒さを乗り越えるために必須な防寒具・毛布2枚+マットレス・カーペット1枚+1家庭あたりの暖房燃料3週間分など避難生活を送る最も困窮する世帯が必要とする支援を届けます

③強制収容所(刑務所)サバイバー支援ー(a) サバイバーの保護(医療支援)
5,000円
アサド政権の収容所・刑務所のサバイバーたちは収容下で激しい拷問を日常的に受けており、その多くが身体的損傷・身体的障害を負っていて医療支援を必要としています。サバイバーへ適切な短期・長期の医療支援を届けます

③強制収容所(刑務所)サバイバー支援ー(b) サバイバーの保護(住居支援)
15,000円
アサド政権の収容所・刑務所のサバイバーたちは長い期間(数年~数十年)家族や社会から切り離されて来ました。大規模な国内外避難民が発生したシリア危機の影響もあり家族と再会を果たすことが難しい、あるいは、収容生活中に自宅が空爆で破壊されてしまっているサバイバーが多くいます。そのようなサバイバーへ、一時的なシェルターの提供や住居再建支援を行います

③強制収容所(刑務所)サバイバー支援ー(c) サバイバーのリハビリテーション(心理ケア)
20,000円
アサド政権の収容所・刑務所のサバイバーたちは収容下で激しい拷問を日常的に受けてきており、身体的損傷は当然のことながら、とても深い心理的な傷を負っています。サバイバーが尊厳を取り戻し社会へ復帰するための心理的ケアを届けます。状況によってはその家族へも心理ケアを届けます

③強制収容所(刑務所)サバイバー支援ー(d) サバイバーのリハビリテーション(就職・社会復帰/統合支援)
30,000円
アサド政権の収容所・刑務所のサバイバー達は長い期間(数年~数十年)にわたり不当に拘束されてきた人々であり、家族や社会から切り離されてきました。彼・彼女らが社会復帰をするために必要な就職支援や社会統合のための支援を行います

③強制収容所(刑務所)サバイバー支援ー(e) サバイバーの保護を行うための基盤支援
50,000円
アサド政権の崩壊以降、収容所・刑務所から解放されたサバイバー達は早急な支援を必要としていますが、その数は非常に多く、シリア全土に広がっていることから、広範囲で適切な支援を行うために必要な物資・施設・専門性を持つスタッフ(心理医療カウンセラー・弁護士など)の調整ならびに現状の調査が欠かせません。この支援はより効果的かつ適切な支援を一人でも多くのサバイバーに届ける上で欠かせない基盤調整の支援となります