虹色の未来を描こう―― ミャンマーの子どもたちの安全な学びの場をつくりたい!

支援先

認定NPO法人 ブリッジ エーシア ジャパン

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認定NPO法人ブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)

支援総額

526,378円

/ 500,000円

105%
100%
  • 支援総額

    526,378円

  • 支援者数

    54人

  • 残り

    終了

  • 開始日

  • 終了日

キャンペーンは終了しました

ネピドーにてお土産を考える

2024/12/26 23:41

ネピドーにてお土産を考えるのメインビジュアル

こんばんは、事務局長の新石です。いつもご支援をいただき誠にありがとうございます。

明日は調印式。ネピドーにやってきました。

とつぜんですが『贈与論』(マルセル・モース)という本がありますね。今回の出張で土産物をたくさん買っていて、ふと思い出しました。

『贈与論』。いわずと知れた文化人類学の古典です。私は専門家ではないですが(という言い訳を一応しておきますが)、かんたんに内容を紹介すると、「タダより怖いものはない」は案外日本だけではなく普遍的なもの! ということが書かれています(ホントか)。※日本の話が出てくるわけではありません。むしろポリネシアなどが話題の中心。

この本を読むと、私たちはプレゼントを贈り合うことで霊的なコミュニケーションをしていることがよく分かります。霊的というと大げさかもしれません。ようは「貸し借りのセンス」です。言い方がわるいですが「あ、なんか貸しをつくっちゃったな」という感覚です。

でも「センス」だとすこし軽い。なぜなら、こうしたプレゼントが後々とんでもないパワーを発揮したり、思わぬしっぺ返しに発展したりするからです。だから「霊的」といった方がやはり適切かなと思います。

ずっと何を言ってるんでしょうね。私もそう思います。

とにかく、いつも土産物をたくさん買っているのです。羽田や成田で適当に買います。私自身の念をこめたいのでいつもポケットマネーです。今回もそう。覚書の調印式でお世話になった偉いポジションの方たちに菓子折りとか日本酒とか、ささいなものが中心です。でも、これが効く。タダより怖いものはないのです。現にMOUが取れたじゃないですか!(ホントか)

しかし、今回はちょっと様子がちがって、けっこうたくさん買ったのに数が足りないと発覚しました。これまでお土産の数を指定されたことはなかったのですが、ヤンゴン事務所でスタッフと打合せしていたら、先方よりリクエストがあったとのこと。前代未聞です、待ってました! なのでヤンゴン事務所でも調達することに。ロンジー(巻きスカート)とか、やはりささやかなものです(ちなみにこちらはヤンゴン事務所の念をこめるためポケットマネーではないですが)。

本当は私の土産物はヤンゴン事務所のスタッフや中央乾燥地域の仲間たちに買ったものもあったのですが、今回はしかたありません。また次回です。

私たちはプレゼントによって霊的なものを交換し合っている(二回目)

やはり贈与される側よりもする側の方が気楽でいいなと思います。贈与されてしまうと霊的な何かが溜まっていき、それをどこかで解消しなければいけない。でないと災いが起こりかねない。付喪神みたいなものです。

プレゼントを渡すことは、A地点からB地点への輸送じゃありません。人間はモノの背後に人の思いを想像します。なぜなら人間だからです。人間が人間であるかぎり贈与の世界は変わらない。

そもそも、私たちが生きていること自体、ある種の贈与で成り立っています。地球は私たちにいろんなモノを与えまくっています。贈与されまくりです。だれになにをお返しすればいいのでしょうか? 贈与の霊的な感覚を失ったから、いま人類はいろんなしっぺ返しを食らっているのではないでしょうか。急に話がでかくなりました!


ということで、クラファンのテコ入れを考えています。飛躍~


高額のご寄付にリターン品を設定したいと思います。私の念をこめた(こわい…)ミャンマーで手に入れたステキなお土産たち、ささやかなモノたちです。対価性のないアイテムを選んでおります。

対価性

なにが届くかは分からないようにしようかと考えています。対価性をなくすためです。中身はオススメのスナックとか殻付きのマカダミアナッツとかヒマワリの種とかラぺです。※ラぺとはミャンマー独特のお茶っ葉のお菓子みたいなもの

これらをランダムにお届けします。「風にうたう ミャンマーのかがやき」にちなんで「かがやきの断片たち」と名付けたいと思います。近日トップページを編集します。

おたのしみに~



さて、お待たせしました。「風にうたう ミャンマーのかがやき」です。

今回は先日ミャンマーの中央乾燥地域で水供給事業関係者に地質調査の講義をしてくださったG&Sフィールド代表の須藤 宏さまからの原稿と写真です。夢のある話でとてもワクワクします。ご一読ください。

ミャンマーの温泉資源活用を夢見て

クーデター前、カレン州パアンに赴任中、現地スタッフや技術訓練生から『近所に熱い水が沸いているよ。』と聞いて、文献やいくつか現地を調べて見ました。なんと、ミャンマーにも東部~東南部を中心に多くの40°以上の自噴湧出泉があるではありませんか。ただ、ミャンマーではお湯に入浴する習慣がないこともあり、ほとんどの温泉が十分活用されていないのです。日本人的感覚の『もったいないー』との思いから、私は電力普及,地域振興のためにこの温泉(地熱)資源を発電,農水産施設,温泉施設などに有効活用することを夢見ています。

須藤 宏(G&Sフィールド)

水田の中から忽然と自噴するモン州Bonet温泉 

泉温64℃, 簡易計測での湧出量190 L/分, 泉質は天水起源の高塩素温泉

【当時ここの気温は40°程度、2019年5月撮影】


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代表:根本悦子

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