重大な岐路に立たされている日本農業

日本の農業は今、重大な岐路に立っています。

これらの課題に正面から取組み、「次世代を担う農業経営者の育成・確保」と「効率的かつ安定的な農業経営の確立」を実現することが、日本の農業の明るい未来に繋がります。

私たちの挑戦

急速に進む農業従事者の減少と高齢化等による国内の食料生産能力の低下、それに伴う国民に対する食料供給リスクの増大が懸念されています。

今後、農業法人を中心に次世代を担う経営管理能力のある農業経営者が、離農する農業者の農地等の受け皿となることが期待されています。

私たちは、「次世代を担う農業経営者の育成・確保」と「効率的かつ安定的な農業経営の確立」を実現するため、意欲ある農業経営者が一同に集まり、経営ノウハウの習得やネットワークの構築と発展を支援する「次世代農業サミット」等を開催しています。

今回、この活動をより一層充実させ、安定的に継続させるため、寄附金活動に取組みます。

サミットの目的

「集まれ！ニッポンの次世代農業者たち！」

本サミットは、農業経営の発展に意欲のある農業者を対象とし、先進的な取組みを行う農業経営者の経営体験の発表とともに、グループ討議により情報共有や課題解決の本質を探ります。また、若手農業者同士の仲間づくりを応援し、次世代農業者のネットワークの構築をめざします。

少子高齢化や経済のグローバル化が進む中で、日本農業を活性化させ、国際競争力を強化するために次世代を担う農業者の育成が急務となっています。本サミットは、意欲ある次世代農業者等による先進的な取組み発表とともにグループ討論・パネルディスカッションを通じて情報を共有し、経営ノウハウや知識を学ぶ機会を提供することで、同じ悩みを抱える農業経営者のネットワークを発展させ、次世代農業の創造を促すことを目的としています。

◆対象者：農業経営者、後継者、農業法人等の従業員、農業関連企業・団体、学生（高校生以上）等

◆位置付け：農業経営体の育成と国民生活の向上をめざした「農業経営改善の研修と教育」、「農業 経営者の相互交流」に関する事業の一環として、年間２回実施しています。

第13回次世代農業サミットでは参加者より下記のようなお声をいただきました。

第14回次世代農業サミットの挑戦

「第14回 次世代農業サミット」を東京ビッグサイトにて開催いたします。今回の開催テーマは「農業者30万人時代、我々次世代は何をアップデートすべきか」としており、農業経営のトッププレイヤーの講演・ディスカッションを通じ、視座を高め、視野を広げる機会になります。１日目、２日目ともに、品目ごとの講演を受けグループ毎にディスカッションを行います。

【次世代農業サミット詳細】

・テーマ　「農業者30万人時代、我々次世代は何をアップデートすべきか」

・日時　令和７年１月10日（金）～11日（土）

・場所　東京ビッグサイト

・内容　品目別全体ミーティング（水稲、畑作・野菜、園芸、果樹、畜産）、グループ討論、 パネルディスカッション

学びの機会の次なるステージを目指して

今回皆様からのご支援で大きく2つのことをこれまでの次世代農業サミット等からのアップデートとして取組みたいと考えております。

◎産業の垣根を越えた知識共有と経験交流の促進

経営哲学、経営戦略・戦術、時流をどう捉えるか等、経営者として農業経営の方向性を広い視野で考え、決定できるよう、日本を代表する他産業の経営者から学ぶ機会を提供します。

◎先進的な経営ノウハウや最新技術等の学習機会の創出

本サミットを企画・運営している「次世代農業サミット実行委員会」のメンバーに、企画立案力、リーダーシップ・人材マネジメント力、ファシリテーション力等の学習の機会を継続的に提供することで、質の高い次世代農業サミットの実現と本サミットの運営を通じて将来の農業界を牽引できる経営者としての能力を身に付けることを目指します。

次世代農業経営者の育成に取組む

日本の農業を持続可能な成長産業へと転換するためには、次世代の農業経営者の育成が不可欠です。

◎高度な経営管理能力を持つ農業経営者の育成

◎業種を超えた相互交流と研鑽の場の提供

◎イノベーションを生み出す農業経営者のネットワーク構築

私たちは、「次世代農業サミット」等の活動の充実を通じて、未来の農業を支えるリーダーを育て、日本の農業に新たな価値を創造します。

次世代農業サミット実行委員長よりメッセージ

こんにちは、次世代農業サミット実行委員長の酒井貴弘です。2023年より2代目の実行委員長を務めております。普段は徳島県で青ネギを生産・販売する農業法人を経営しています。

私は、初めて一般参加者として参加した時に、ワクワクし、やる気がメラメラ燃え上がるような気持ちになり、刺激的で興奮するイベントだったことをよく覚えています。全国から集まった農業法人の層は厚く、「化け物みたいな人」ばかりでした。自分の視野の狭さを感じ、良い意味で居心地が悪かった。その後も参加する度に人脈が増え、その方たちに農業経営のノウハウを教えてもらいました。次世代農業サミットを「刺激的なイベントで、成長意欲や向上心を同じように持つ仲間を作る場」にしたいと考えています。

皆様からのご支援が、次世代を担う農業リーダーを育て、農業の未来を切り拓く原動力となり、日本の食と農の未来を守ることに繋がります。一緒に日本の農業を変えましょう。

日本農業法人協会とは？～私たちのビジョン～

私たちは、日本の農業の未来を変える革新的なビジョンを掲げています。

◎世界最高品質の農業経営を実現し、その成果によって社会を幸福にします。

◎農業が若者の将来就きたい職業の「第１位」となることを目指します。

日本農業法人協会は、日本で唯一の全国的な農業法人のネットワーク組織（約2,100会員）として、我が国の農業・農村の発展と国民生活の向上に寄与する活動を実施しています。

私たちの取組み

①調査・情報活動

農業法人の実態や課題を把握し、会員の経営実態を表した「農業法人白書」を作成・公表しています。また、情報発信として、会員の農業経営を強くする情報紙「Fortis」を毎週発行しています。

②提案・提言活動

骨太の政策提言「日本農業の将来に向けたプロ農業経営者からの提言」や地震・台風等の自然災害による被災支援に関する緊急要望等を実施しています。

③研修・教育活動

会員等の経営管理能力の向上のため、各界の経営者等を講師に迎え経営ノウハウを習得する「全国セミナー」や次世代農業者を育成する「次世代農業サミット」を開催しています。

④経営改善活動

フードサービス業界との商談会の開催や経営リスクに備えた各種保険を取り扱う経営セーフティーネット支援等を実施しています。

⑤人材確保・育成活動

農業法人等での農業体験・就農を希望する学生や社会人を対象に農業インターシップや外国人材の受入れ・研修の支援を実施しています。

⑥啓発・普及活動

「子どもと農業をつなぐ架け橋」として都会の子どもたちに元気なニッポン農業を発信する「ファーマーズ＆キッズフェスタ」等、消費者向けの農業の魅力発信・PRのイベントを実施しています。

最後に

皆様からのご支援は、日本の農業の未来を創る「次世代農業サミット」等の運営に直接活用させていただきます。

運営を通して下記に取り組んで参ります。

◎意欲ある農業経営者のネットワーク構築と発展支援

◎産業の垣根を越えた知識共有と経験交流の促進

◎先進的な経営ノウハウや最新技術等の学習機会の創出

温かい応援をどうぞよろしくお願いいたします。