誰もが集える場所として「Center line art festival Tokyo」を継続してゆくために

支援先

一般社団法人 Co-production of art Works-M

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ClafT事務局

支援総額

161,949円

/ 1,000,000円

16%
  • 支援総額

    161,949円

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    20人

  • 残り

    終了

  • 開始日

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キャンペーンは終了しました

Center line art festival Tokyo 2024 中盤レポート Part 1

2024/10/22 20:40

Center line art festival Tokyo 2024 中盤レポート Part 1のメインビジュアル

Center line art festival Tokyo 2024 はオープニングイベントから始まり、国立エリアで開催された個展プログラム、武蔵小金井エリアで開催された複合・野外・国際展示プログラムを経て、中野・高円寺・吉祥寺・国分寺エリアでの開催へと進んで来ました。中盤レポートは中野・高円寺エリアと、吉祥寺・国分寺エリアの二つに分けてお伝えして参ります。


座・高円寺で1ヶ月の長期展示開催

昨年のフェスティバルでパフォーマンスプログラム岩渕貞太「リバーズ・エッジ」が開催された座・高円寺。施設利用2年目となる今年は同施設の地下にあるGalleryアソビバにて、上野悠河展「概観 Tour d'horizon」が10月8日(火)から11月3日(日)の会期で開催されることとなりました。フェスティバル開催4年目にして初となる約1ヶ月の長期展示では、上野悠河さんの過去作品から新作にいたる作品の構成が抜粋され、再構築、並置された展示となっています。レディメイドとしての立体作品、サイアノタイププリントによる平面作品に加え、立体作品から生じるサウンドインスタレーションとしてもお楽しみいただくことができます。会場は誰もが足を踏み入れることができる公共スペースとなっているので、現在までに多くの方にご鑑賞いただいています。

本展会期は11月3日(日)までとなっておりますので、ご興味のある方は是非会場へ足をお運びください。

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「概観 Tour d'horizon」

1997年生まれの上野は、作家活動を通して物と人との関係や時間の推移にともなう変化に注目しており、特に日常から消えつつある古い“もの”たちとその現象への興味を、音や光への関心から着想されたインスタレーションに交えて発表しています。

これまでに実用自転車や蛍光灯、ラジオ、青焼きといったレトロスペクティヴなメディアを多く支持体・技法として扱い、機能や意味を変質させ作品へと昇華させてきました。

本展ではタイトル「概観」が示すように、作者の感覚を見渡せ/聴き渡せる時空間を構築します。

地平線上をわたる船のように、作品の数々を楽しんでいただけましたら幸いです。

上野悠河

上野悠河展「概観-Tour d'horizon-」

会期 10月8日(火)〜11月3日(日) 10:00〜22:00

会場 座・高円寺 Galleryアソビバ

料金 無料


ダンスあり、体操あり、展示あり、上映あり、WSあり、ライブありの4日間!

中野の薬師あいロードでは、フェスティバルの2つのプログラムが開催されました。オルタナティブアートスペース「水性」にて10月11日(金)から14日(月・祝)の会期で開催されたのは、アーティストAokidさんによる展示とパフォーマンス「水の星にすもう、どんどんどんずんずんずんぴんぴんぴん」です。会期の4日間、毎日「朝のたいそう」が開かれ、その後はオープンアトリエとしてAokidさんによる創作、来場された方やふらりと立ち寄られた方とのワークショップなど、オープンスペースとして開かれた場所作りが行われました。また、毎晩夕方からはAokidさんによるライブパフォーマンスや映像上映、Aokidさん・よだまりえさん・酒井風さんによるユニット”青い風よ”のライブなど盛り沢山の内容となる4日間でした。

「朝のたいそう」は偶然通りがかった方や、ご年配の方など、多くの方にご参加いただき、体を動かす楽しさを皆で分かち合う時間となりました。来場された方と一緒になって絵を描くワークショップや、突然始まるAokidさんのダンスや音楽につられて、一緒になって踊ったり、楽器を持ち込まれて演奏される方もいらっしゃいました。

開かれた場所で、アートを介して地域の人や知らない者同士が自然と繋がってゆく。会期中、会場にはとても豊かな時間が流れていました。

「青い風よ」LIVE

絵を描くワークショップ


「水の星にすもう、どんどんどんずんずんずんぴんぴんぴん」

私は踊る象だ。鼻をふんふんと鳴らして、撒き散らすよ、この街や人を。

みんな、本でも読もうよ。歩きまわって街灯や天気、建物を下から上まで眺めまそうぞう。

夏から秋になるのは楽しくないかい?

何を言っているんだ、君は?

と思ったりしているんじゃないかぞう?

水の星では作ったり踊ったり話したりするうちに時間が過ぎていって次第に今を作っていったって話じゃないか。

"今"を作ろうじゃないか、4日間くらいで。話を聞かせてくれよ。

僕も話すし、踊りを見せるし、作ってみせるぞう。

Aokid


Aokid「水の星にすもう、どんどんどんずんずんずんぴんぴんぴん」

会期 10月11日(金)〜14日(月・祝) 11:00〜20:00

会場 水性

料金 無料


どうぶつたちの不思議な求愛を描く「Kyuuai Dance」

Aokidさんのプログラム会場となった「水性」から近接する"meee" Gallery Tokyoでは、カナイタカコさんによる個展「Kyuuai Dance」が10月11日(金)から16日(水)の会期で開催されました。不思議ないきもののような立体や絵画を、これまで多く製作してきたカナイタカコさんが今回テーマとしたのは、どうぶつたちの求愛です。水性生物や、昆虫、鳥類、哺乳類などの求愛から、その不思議さや奇想天外とも思えるような行動までを、絵巻物のように描かれていました。中には種を超えた友愛なども描かれていて、いきものの不思議さと美しさ、愛おしさを感じることができる展示となりました。鑑賞される方にカナイさん自身が丁寧に説明されて、その内容に子供も大人も驚いたり感心したり、それは同時に喜びに溢れたものでした。

展示された作品のひとつひとつが、生物の多様性について優しく語りかけてくれているようにも感じられました。


「Kyuuai Dance」

その時のことを、ふいに、おもいだす


昔、地元の動物園で

オランウータンが求愛をしてくれたこと、よく覚えている


そのオランウータンは、わたしを見るなり

ガラスの仕切りギリギリのところまで迫り

シロツメクサのような、草で作った冠を頭に乗せながら

すこし唄うような、踊るような仕草をして

わたしを見つめてきた


その日、動物園は空いていて

その場には、わたし1人

このままこのオランウータンと見つめ合っていたら

恋に落ちてしまうのではないかと感じるほど

そのオランウータンは可愛らしく

キューンとしたのだった

カナイタカコ


カナイタカコ個展「Kyuuai Dance」

会期 10月11日(金)〜10月16日(水) 11:00〜19:00

会場 "meee" Gallery Tokyo

料金 無料


二人の作家による美術展示と音の共演

高円寺エリアではギャルリー・ジュイエにて、10月11日(金)から15日(火)の会期で舩橋陽・嶋田晃士二人展「うたゆたう」が開催されました。作家の舩橋さんと嶋田さんはお二人とも「音が出る美術作品」を製作されています。舩橋さんは音楽家としての活動と並行して音の出る仕組みを抜き出したようなサウンドオブジェ作品を製作し、嶋田さんはサウンド・スカルプチャーという「音」をメインとした表現をメインに複合的なメディアを用いた作品を製作しています。お二人に共通する「音」という不可視の素材を用いた美術作品の展示は、物質としての作品の共存だけでなく、それぞれの作品が発する音の協奏となって現れました。会期中にはお二人のサウンドパフォーマンスも行われ、現代音楽と空間芸術がミックスされたような刺激的な時間となりました。


サウンドパフォーマンス(上:舩橋陽 下:嶋田晃士)


「うたゆたう」

二作家それぞれの視点で詳らかになる音と形が設えられる場。

共存より生ずるゆるやかなる交響、目耳で手繰る様に聴く。

舩橋陽 / 嶋田晃士


舩橋陽・嶋田晃士二人展「うたゆたう」

会期 10月11日(金)〜10月15日(火)12:00〜19:00

会場 ギャルリー・ジュイエ

ClafT PASS 適用プログラム


中盤レポートはPart 2へと続きます!

ここまでお読みくださりありがとうございます!Center line art festival Tokyo 2024中盤レポートPart 1では、中野・高円寺エリアで開催された4つのプログラムの様子をお伝えしました。そのうちの1つ、座・高円寺で開催されている上野悠河展「概観 Tour d'horizon」の会期は11月3日(日)までとなっております。入場無料ですので是非足をお運びください。

Center line art festival Tokyoの開催にあたってはアート鑑賞や体験に誰もが気軽に参加することができるよう、PASSチケット料金を安価に抑え、また入場・参加無料プログラムも多く開催しています。PASSチケットは一般1000円 / 学生500円で6つの展示プログラムに何度でも入場でき、さらにパフォーマンスプログラムの入場料が1000円割引になるように設定しています。さらに、今年は10のプログラムを無料開催し、より多くの皆さまへアート鑑賞と体験の機会を作るための努力をしています。

今後も地域や分野を繋ぎながら、お子様からご年配の方までより多くの皆さまに、広くアートに触れていただく機会を作り続けるために努力して参りたいと思っております。

Center line art festival Tokyo の開催継続のために、皆様のご理解とご支援を何卒よろしくお願い致します!

ClafT 事務局スタッフ一同


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代表:三浦宏之

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